落とし込み釣りで使う針で代表的なのは、チヌ針、グレ針、伊勢尼などです。
季節や釣り場の状況、チヌの活性、エサなどによって針を使い分けします。
冬場、パイプを使って底をメインに釣るときは、針全体を上部に出すことから、管付きグレ針の2~3号の小針を中心に使うことが多いです。
イガイを使うときは、足糸掛けを意識してWケン付きのグレ針を使って、針を90度に近く上向きに使用して、針掛りを良くします。
イガイのダンゴやイワガニ、アオコガネをエサにするときは、大きめの針を使って針掛りを良くします。
落し込み釣りで使う針の基本条件は、
1.針先が鋭く、何度落としても針が鈍りにくい。
2.軸がある程度太めで、折れたり、曲がったりしにくい。
3.ハリスが反対側に回り込みにくい形状、又は加工がしてある。
4.針の耳が鋭利でなく、細ハリスでも切れにくい。
針の良し悪しで、何倍もチヌの針掛かりする確率が変わったり、バラシが少なくなることがあるので、針の選定はとても重要な要素になります。
針先がどんなに鋭くても簡単に針が折れてしまったり、直角にチヌが針を咥えて簡単に針が曲がったりすることがありますが、そんな針は落とし込み釣りには不向きです。
チヌがエサを咥えただけで針掛りするような針や、針の付け方はとても大切になります。
私はグレ針5号を基準に針使いをしています。
ガンダマは針の耳に打つことが多いのですが、ハリスを針の手前に引いてその上からガンダマを打つと、針はハリスに対して約90度の角度になり、フッキングの確率が断然、向上します。
一般的に針の大きさは、平場の一文字では小さめ、スリットでは大きめ、テトラの穴を狙うときは、根がかりしにくいようなオモリ使いや、エサの掛け方を意識して針の大きさを決めています。
次回は、黒鯛最新攻略 「落とし込み釣りの肝心、目印とそのタックル。」 22.を予定しています。