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2015年2月12日

黒鯛道76 「茅渟の海、釣行記」 その20、番外編 番外編 道糸Ⅰ。

落とし込み釣りの道糸を選択するときの基準は、いくつかあります。
 
一般的にはナイロン糸を使うか、PEラインを使うかという選択になります。
 

ご存知のようにPEラインは伸びが少なく、アタリがダイレクトに出やすいのですが、ハリスへの負担は大きくなります。
 
ナイロンは伸びがあるので、PEラインと比べると鋭角的なアタリではないのですが、糸が柔らかい分、ハリスへの負担は少なくなります。
 
 
道糸の材質と号数をどうするのかは、釣り方によっても変わります。
 
目印で落とし込みをするのか、ヘチ釣りかでも選択が変わってきます。
 
 
目印の落とし込みの場合は、ほとんどがナイロン糸を道糸に使うことが多いと思います。
 
ヘチ釣りの場合は、イガイをメインエサにダイレクトなアタリを優先してPEラインを使う場合と、ナイロンの道糸でモエビなどを使いながら、細ハリスで潮に乗せながら釣る場合などがあります。
 
 
私が道糸を選択するときの方法ですが、まず道糸ありきではありません。
 
 
季節によるチヌの活性、釣り場の特性などを考慮しながら、どうやってチヌを釣り上げればいいのかをイメージして、目印かヘチ釣りかを決めます。
 
次に全体のタックルバランスを考えながら、PEを使うかナイロンを使うかを決めて行きます。
 
例えば、スリットケーソンのような障害物周りだからといって、必ずしもPEで強引に釣り上げるのがいいとは限りません。
 
活性が高い季節は、柔軟性のある釣り方で効果が高いときも多いので、ナイロンの太めの道糸を使うことになります。
 
 
一方で冬場、チヌの活性が低く、障害物がない平場のケーソンではPEラインの道糸に細ハリス(1号~0.8号)でも対応できることが多いです。
 
 
繊細に柔らかくチヌを釣り上げたいときにはナイロンを。
 
ダイレクトにアタリを感知して胴に乗せてダイナミックに釣り上げたいときはPEを使うようにしています。
 
 
次回は、黒鯛道77 「茅渟の海、釣行記」 その21、番外編 道糸 Ⅱ。を予定しています。