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2013年1月24日

メンテナンス用品③・・・ギャフメンテ

皆さまこんにちは、楽しい釣りをしていらっしゃいますか。
 
磯釣りのアイテムの中でも、直接、釣りの仕掛け等には関係がありませんが、忘れてはならない重要なグッズがあります。ピトン、ナイフ、ギャフ等は大事な存在です。
 
ピトンは竿を掛けて手の自由を100%にするものでもありますしバッカンなどを掛けて足元を洗う波から守るときにも使います。
 
又、石鯛釣りでは、長時間同じ姿勢で竿を持つのが大変な時など、人の手だけでは到底耐えられないクエ釣りなど、磯釣りでも上物の使用目的とは違っていますが、これらは必須アイテムです。
 
ギャフなどもそうです。直接魚を触らないで持ち上げたり移動したりするときにギャフを使います。これは魚の鮮度を保つためでもありますし、魚が暴れたりしても落としにくいのが大きなメリットです。
 
特に鋭利な先端である状態を保つことが大事で、先の仕上げが甘いとスッと刺さらずに取り逃がしてしまうことがあります。
 
ナイフなどは魚を絞めたり、内臓を出して下処理をするのに使います。
 
いずれにしても金属であることとそれらがタフなコンディションの中で使われていることが共通しています。
 
使用している金属はほとんどがステンレスですが、ステンレスだからさびないというのは間違いであることを知っておいてください。
 
たとえステンレスでも、錆を呼びます。こうなると塩分が錆の組織の中に入り、光沢や鋭さをなくし、ネジなら固着してしまったりヒンジ等の部分なら硬くなったりします。錆ただけ寸法が大きくなったりすることもあります。
 
錆を防ぐだけでなく、鋭さを蘇らせたり、光沢を戻したりするのに私は「ギャフメンテ」(㈱ボナンザ製)を使用します。

名前からしてギャフ専用に使われがちですが、玉網の接続ネジのところ、ヒンジのところなどにも使用します。
 
それ以外に家の中のドアノブ、蝶番等にもスベリをよくして表面の曇ったようなざらつきをなくします。愛用する楽器の糸巻きなどにも使用しています。
 
又、竿のリールシートの爪の周りやアルミの三脚、竿掛け、等にも使用できます。
 
特にアルミ材を海で使用すると化学反応が著しく錆や腐食がかなり早いので、アルミ材にこのギャフメンテを使用していただくとその効果がつぶさに見てとれます。
 
アウトドアが好きなのでキャンプに行く時は様々な小道具があってそれを駆使して便利さを技と強調するような時が誰しも経験があるのではないかと思いますが、こういう時でもこのギャフメンテがそういった小道具のサポート役に大変役に立ちます。
 
写真は30CCのもので小さくて携帯しやすいのでとっても便利です。油脂類が入っていないのでべたつきや嫌な臭いもありません。
 
使い方はヒンジやネジなどの勘合部分、光沢のほしいところ等に吹きかけます。
 
光沢のほしいところは柔らかい布をあらかじめ用意しておいて、スプレーした後浸透させてその後を強くこすって薄錆を取って行きます。
 
プラスチックでも使えるものと使えない材質のものがあるので、気をつけてください。メガネなどには使用しないでください。
 
次回もメンテナンスに関してお送りします。(続く)