以前、神戸黒鯛人の例会についてお話しましたが、今年から競技基準を見直して、新ルールで例会を運営していくことになりました。
過去のルールは、年間を通して9ヶ月ある例会のうち総枚数、または総重量で上位5ヶ月の積算で優勝を決めていました。
枚数で競技していたときの優勝者の記録は5回で86枚、1回の平均で17.2枚という驚異的な枚数でした。総重量に移行してからは5回で76kg、1回釣行の平均では15.2kgというこれも驚異的な数値が記録されています。
基本的には限られた条件のもとで、より多く、より大きなチヌを釣り上げることを目標に設定されていました。
今年は、各月の上位入賞者に決められたポイントを付与していき、上位5ヶ月でのポイントの総数で順位を決めていく方式に変更しました。自動車のF1レースのポイント制に近いものです。
季節やその年の状況によって釣れるチヌの数、重量は異なります。月によってもその差はかなり開きがあります。あらゆる大会がそうであるように、1回ごとに勝者を決めてその上位入賞の回数の積算で年間表彰することにしました。
これはある意味ではより大会に近い基準を、毎回の例会で適用していくことになります。例会、1回1回が大会になるのです。大会は参加者同士の相対的な釣果で入賞が決まりますので、1枚で優勝することもあれば状況によっては10枚以上の釣果が必要なときもあるでしょう。常にトーナメントを意識した運営方法で例会を実施することで大会でも実力を発揮することになるでしょう。
誰も釣れない状況で一枚のチヌを釣ることの重要さが体得できるかもしれません。
次回は黒鯛道27 「冬場の落とし込み釣り」を予定しています。