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最新攻略コラム

2013年1月17日

今シーズンの状況とラインバランス

三重県の堀口文敏です。遅れましたが、皆様、新年あけましておめでとうございます。今年も、よろしくお願いいたします。
 
2013年最初のコラムは、今シーズンの寒グレ(メジナ)の状況と、大型グレの対応策についてご紹介させていただきます。
 
年々、世界的に気象の変化が激しく、日本列島でも以前では考えられない竜巻やゲリラ豪雨が発生しこの先不安な状態ですよネ。先日も、関東地方を襲った大雪にはビックリでした。
 
そんな状況の中、海中の状態も不安定になっていて私の地元の紀東や志摩半島の磯でも海水温に異変が出ています。
 
例年であれば、この時季の水温は14℃前後を推移していますが、今年については、場所やポイントによってかなりの差があり釣果に大きな影響が出ています。
 
16℃の潮が流れているところがあれば、9℃のところもあり当然、この水温で爆釣と1日でサシエサのオキアミが2、3粒しか使わなかった。全く、生物反応が無かった。
 
といった極端な2つのタイプに分かれてしまう状況です。
 
関東や東北、四国、九州では、どの様な状況になっているのか気になるところですが、とにかく三重県では、厳しい状態が続いています。
 
しかし、水温が落ち着いている場所やポイントでは、寒グレ時季ならではの大型が釣れています。
 
紀東の場合は、ほとんどが口太グレ(メジナ)が主となり、平均サイズ45cm前後がよく釣れています。
 
特に、大紀町錦、南伊勢町が好調で、錦では今シーズン最長の(私の把握している釣果)56cmが釣れています。
 
また、潮の流れが良いポイントでは、尾長グレが3号、4号ハリスをバッチバッチぶち切っていく状態が目立っています。
 
しかし、ハリスを太くして大型に備えると食いが渋くなり、少しハリスのサイズを細くすると、いきいなり強烈な引きで飛ばされたりとイタチごっこの様です。
 
「どうしたら良いのかなぁ?」と、港に着き渡船店で攻略法に花が咲いていますが、話を交わしているとハリスと道糸のバランスが悪かったり、使用するラインに適合した竿の号数に問題がある様に感じます。
 
魚の引きに耐えられる強度と竿の曲がり角度は、それぞれのメーカーによって違いや特徴があります。
 
いつも使用している道糸、ハリス、竿で、限界はどのくらいかを知っておくと良いでしょう。
 
また、仕掛けの馴染みが悪くなったり操作性に問題が出たりする場合もあるので、極端に道糸を太くしたりすると逆効果になってしまいます。
 
時には、大型の引きにラインが耐えられても、竿が負けて折れたり、根掛りが切れなかったり苦労することもあるので、出来る限り最小限に抑えたラインの選定が大切です。
 
道糸は、長く伸びと弾力面から考えるとハリスより細くても耐えることが出来ます。
 
よって、ハリスを3号にするのであれば、道糸は馴染みが早い2.5号にするとか、その日使用するラインの最大限の強度を考えて仕掛けを作ると意外とスムーズに大型を仕留める事が出来ます。
 
一度、ご自分の使用するタックルの最大能力を研究し、少し違った角度から今年は、釣果を伸ばすのも面白いのではないでしょうか。
 
では、今年も安全で楽しい釣りをしましょう。次回は、「こんな便利アイテムあったヨ」をご紹介します。