さて、船からのアオリ釣りでどんな釣り方をしても共通なのは、エギのローテーションでしょうね。釣れるサイズが陸っぱりよりも一回り大きいことが多いので、エギのサイズは3~3・5号をチョイスします。
色は定番のピンクとオレンジのほかにアジカラーも外せませんが、同じピンクやオレンジでも背と腹の色が違うものを数種用意して置いた方がいいでしょう。
この3種に加えて意外性のある色を組み合わせてみます。最近はパープルも意外にモテモテで、当たるとそればかりに乗ってくることがあります。ほかには鮮やかなグリーンも捨てきれないでしょう。
一度、周りでは全然釣れていないのに、グリーンのエギで攻めた人が、1人で釣り上げているのを目撃したことがあります。そのエギの色を見ると、誰も手を出さないようなケバイ色だったのですが、それが大当たりしたのです。なぜに乗るのか、こういうのはイカに聞いてみないと分かりませんね。(爆)
ティップランもそうですが、中オモリを使ったアオリイカ釣りは、エギをしゃくって躍らせ、それが落下中に乗せるのが基本ですね。ですから、シャクリを止めてしまうと釣れませんが、これもケースバイケースです。
潮がほどよい速さで流れているときは、シャクリは有効です。タナを変えながらしゃくってはフォールさせ、しゃくってはフォールさせの繰り返しです。
ただ、潮が速いとき、シャクリ過ぎはよくありません。きっとエギの動きが激しくなり過ぎるのでしょう。潮が走っているときは、じっと竿を持っているだけでイカが乗ってくることがよくあります。ですから、こういうときは、しゃくりの回数を少なくし、小さくゆっくりしゃくるのがベストなんです。
潮が速いときは、しゃくったときにエギが浮き上がりやすいので、ティップラン用のエギを使うのも一つの手ですね。定番のピンクとオレンジ、アジカラーの3個ぐらいを用意しておいて、潮の速いときに試して見てください。エギ自体が重いので潮が速くても浮き上がりにくいのです。