皆さまこんにちは、楽しい釣りをしていらっしゃいますか。山口雅三です。
今回からは市販されているメンテナンス用品に関してご説明をしたいと思います。まずは竿を保護する為の製品です。
皆さんが普段大事にしているものに時計やジュエリーなどの装飾品や車やバイク、スキー用品などいろいろあると思います。
好きな人にとっては愛着があっていつもピッカピカにきれいに磨いて居られますよね。趣味の道具というのはいつも新品のままでありたいものです。
釣り具も同じことです。釣りというのは趣味の中でも特に道具にこだわりを持って居られる方が多く、いいものはどうしてもほしくなってしまうのです。
しかし使用場所はかなり過酷なコンディションの中。海水であったり氷点下であったり、あるいは炎天下であったりと過酷な条件で使われますので、釣りを楽しむ前の手入れも楽しんでからの手入れも大事な作業の一つになります。
竿は表面がエポキシ樹脂のコーティングを施してあります。樹脂の中でも最も硬くて柔軟性もあります。
硬いコーティングにはUVなどもありますが、これは硬いですがもろく又コストが非常に掛かるので今一番使用されているのがエポキシコーティングです。
強い塗膜といっても潮を浴びたままにしておくと付着したところから少しずつ塗膜を痛めてしまいます。
塗膜表面が犯されるとそこから水分が入って加水分解という現象が起きて火ぶくれのように塗膜が膨らんでくるのです。又、長時間水に浸けても同じようになります。
エポキシやウレタンの塗膜には水分バリアの性能は乏しく、たとえ水洗いしても早く乾かして乾燥した状態で保管したいものです。
そのためにも竿を使用する前に処理をしておくことが大事で、水分や塩分汚れなど寄せ付けないようにしておくことが必要となります。