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2012年10月29日

練りエサ釣法 必見マキエサ作り

三重県の堀口文敏です。
 
前回は、クロダイ(チヌ)の練りエサ釣法によるアタリやアワセ方に付いてご紹介しました。
 
また、豪快なアタリから繊細なアタリまで楽しめる練りエサ釣法の面白さと魅力についても紹介致しましたが、「練りエサ」を使えば確実にチヌ(クロダ)がゲット出来るとは限りません。
 
それは、潮の動きや、水温の変化による魚の活性が影響し、この自然界の状況が爆釣と貧果の左右に大きく差が出るのです。
 
しかし、こんな喰い渋る、活性の低い時でも、工夫をすれば釣果に恵まれ無い日でもなんとか1匹ゲット出来たという苦戦した1匹に感動をする事もまた、釣りの魅力だと感じます。
 
そんな状況も踏まえ、今回は、基本的なマキエサの作り方から喰い渋るファイナルウエポン的なマキエサ作りをご紹介します。
 

 
まず、練りエサ釣法の時に使用する基本的なマキエサ作りをご紹介します。
 
まず、チヌ(クロダイ)のマキエサの基本は、比重があり、粘りと纏まりの良い配合エサを基本に、集魚効果に優れたムギやニンニクなどを配合した物、そして、チヌ(クロダイ)が濁りを好む習性を活かした濁り効果のある物の3パターンの配合エサを準備します。
 
通常、オキアミをサシエサに磯や堤防から狙う場合は、オキアミ6kgに配合エサ1~2袋を配合したものを使用する方が多い様です。
 
しかし、この練りエサ釣法の場合は、出来る限りマキエサで寄せて、チヌ(クロダイ)のお腹を空腹状態に保ち、食い気を活発にする事と、配合エサを食べる様に仕向ける作戦としてオキアミを通常の半分の3kgにし、配合エサを3袋~4袋入れると効果的です。
 
オキアミを食べに寄って来るのでは無く、配合エサを食べてその感覚で練りエサをパクリと食べるのが面白いのです。
 
よく釣って持ち帰った魚の腹を開くと、オキアミより配合エサや、配合エサの中に入っているムギやサナギをふんだんに食べているのが無いよりの証拠です。
 
だから、出来る限り、オキアミの様な腹もちの良いマキエサを少なくし、配合エサで濁りを作りチヌ(クロダイ)の活性を高めることがポイントとなるのです。
 
但し、オキアミをサシエサにする場合は、やはりオキアミを主にマキエサを作った方が釣果は良い様です。
 
また、喰い渋りや、活性の低いファイナルウエポン的な手段は、通常使用するマルキューの「くわせ練りエサチヌ」に、「魚玉ハード」と「オキアミだんご」をミックスし堅さを調節して食い込みを良くしたり、「純正イワシ粉末」や「よせアミ」を練りエサに塗したりして活性効果を高めると釣果がアップします。
 
更に、練りエサを少し大き目(直径3cm程)にし、その中に、オキアミや生サナギをハリに刺した物を包み込むと効果が更に増し、エサ持ちも良くアタレば本命ゲットの確率が高まります。まだまだ、この練りエサ釣法は、奥深く試行錯誤をしていく事で面白い釣りが楽しめると思いますので、皆様も是非、挑戦してみて下さい。

次回からは、いよいよ水温も低下気味になりグレ(メジナ)のシーズン到来となりますから、秋磯のグレ釣りに付いてご紹介したいと思います。是非、お楽しみに!!