3Bや5Bと浮力の大きなウキを使った場合は、ウキがスーッと海底に沈んでいきますが、出来る限り遅アワセに心掛けるとヒット率が高くなります。
練りエサをくわえて住処に戻ろうとしている途中で完全に口の中に入る様なので、アタリと同時にアワセを入れるとスッポ抜けてしまう事が多く、寄せたチヌ(クロダイ)を散らしてしまう原因となるので気を付けましょう。
また、慣れてくれば、0や00といった浮力の小さいウキを使い、仕掛けが馴染むと同時にウキが沈み沈ませ釣りが出来る様になります。
この場合は、ウキが沈みかけると同時に、ウキの沈下速度が急に早くなったり、穂先にダイレクトにコツコツとアタリがでます。
この場合も、極力遅アワセに心掛ける方が釣果に差がでます。また、ウキを固定仕掛けにする場合と全遊動仕掛けで攻める場合にも独特のアタリがでます。
固定仕掛けの場合は、ゆっくり海底深くまでウキが消し込む場合と、一気にウキが消え竿先が海中に舞い込む場合があります。
一気に竿先が海中に舞い込んだ場合は、しっかりとアワセを入れ再度、竿をあおり、ガッチリと口にハリ掛かりさせないとやり取り中にハリ外れが発生する場合があるので注意です。
あと、繊細かつ豪快なアタリとアワセは、ラインの変化を見ながらの、アワセです。ウキが見えなくなる位の深さに沈んだり、全遊動で攻めている場合は、ミチイトのほんの少しの動きにも集中が必要です。
この場合は、出来る限り、海面にミチイトを弛ませた状態で出来れば、直径50cm~1mくらいの円を描く様に海面にミチイトを弛ませたり、海面に浮遊しているミチイトをS字にする様に流すと、その弛みが、ピーンと張ったり、ゆっくり沈んでいたラインが止まったりするので、竿先で軽くラインを張り気味にしてアタリを効いてみると、一気に竿先が舞い込んだり、ゴンゴンとアタリが伝わるので、竿先がグーッと曲がる位まで待ってからアワセると良いでしょう。