三重県の堀口文敏です。
日中の残暑は厳しものの、朝晩が清々しく感じる季節となって参りましたネ。
前回は、クロダイ(チヌ)の練りエサ釣法に魅了された理由と練りエサ釣法の確率性に付いてお話致しましたが、今回は、準備段階に一つであるマキエサと練りエサの付け方についてご説明致します。
この釣法は、前回にも少しふれましたが、通常、グレ(メジナ)やチヌ(クロダイ)をフカセ釣りで狙う釣法となんら変わりはありません。
違うところは、マキエサの配合エサの比率とサシエサが違います。
若干のラインメンディングや、アタリが出てからの食わせ方も違いますがこの技術的なところは、また後々と言う事で楽しみにしておいて下さい。
まずマキエサ作りですが、三重県の紀東の磯の場合は、オキアミ6kg~9kgに配合エサを2袋入れて使用する方が多い様です。
しかし、この練りエサ釣法の場合は、海中を濁らしチヌ(クロダイ)の好むコーンやサナギ、ムギなどを食わせながら出来る限り底近くのポイントを狙う事が有利となり、浅いタナでも1点集中でマキエサをポイントに溜める事が釣果を左右します。
従って、通常のフカセ釣りのマキエサの配合で攻めると海面から序々に帯状にマキエサが広がり拡散した状態で海中に沈んでしまうので、数が釣り難くなってしまう気がします。
そこで、私はオキアミを通常の1/3の3kgにして、粘りと比重、そしてチヌ(クロダイ)の好む濁りを出すために、配合エサを3袋入れた物を使います。
この場合、マルキューの「瀬戸内チヌ」ベースに集魚効果の高い「チヌスパイス」や「チヌ戦」を1袋。