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最新攻略コラム

2012年8月23日

底物釣りに効果抜群のエサとマキエサ

皆さん、三重県の堀口文敏です。
 
残暑厳しい中、如何お過ごしでしょうか?家にいても、磯に上がっても暑くて暑くてたまりませんネ~(^^;。
 
さて、一年中グレ(メジナ)やチヌ(クロダイ)を追い求めている私もこの時季だけは、底物の竿を出して大物との力比べと言った釣りをします。
 
そんな訳で7月8月は、底物の魅力に付いてお話してきましたが、いよいよ最終のエサの選び方とマキエサ、やり取りに付いてご紹介します。
 
底物(イシダイ、イシガキダイ)のエサとして代表的なのは、サザエ、トコブシ、ヤドカリ、ウニがあげられると思います。但し、竿や仕掛けと同様、地域によって色々と違いがあるのも確かです。
 
例えば、伊勢海老やカニを使う地域や、赤貝の数珠掛けを使ったりと様々なエサがあります。

大きく狙うポイントに分けて考えて見ると、足下の駆け上がりを狙う場合は、赤貝やウニ等柔らかく遠投に不向きなエサを使い、遠投で攻めるポイントは、甲殻類(伊勢海老、カニ、ヤドカリ)が良いでしょう。
 
また、どこの港にもロープや堤防に付着しているカラス貝の10cm程の物も良いエサとなります。私の地元の紀東の磯でも、このカラス貝を使用する方は比較的大型を仕留める確率が高いと言われています。
 
使い方は筏で使用するアケミ貝ムキで中身を5個ほど取り出し、ピンポン玉程度の大きさに木綿糸で巻き、その身にハリを刺し再度殻に入れ、蓋をして殻を木綿糸で巻き使用します。
 
食い込みも良く実績も高いジアイには速効性のエサです。但し、エサの確保とエサ作りに手間が掛かるので、あまり好んで使う方は少ない様ですが私は好んで使います。
 
皆様も一度、手間暇かけて夢を掴んでみて下さい。
 
また、マキエサですが上物の場合は欠かすことの出来ない物ですが、底物狙いでもマキエサを撒くのと撒かない時を比較するとやはりマキエサを撒いた方が釣果は良いです。この場合は、潮上からポイントとなるであろう底に効く様に撒くか、足下にピンポイントで撒くと効果的です。
 
私の場合は、マルキューのエビ、ウニ、赤貝を配合した「デカバン」「イシダイ用ウニだんご」を野球のボールの大きさに丸めポイントに投入し釣果を上げる事が多いです。底物の好むエキスと匂いでかなりの効果が期待出来ます。

マキエサを投入し、ポイントに合ったエサを準備し仕掛けを投入すれば後は、アタリを待つだけです。小刻みに竿先を叩くのは、ほとんどがエサ取りか小型のサンバソウクラスです。

ゴン!ゴゴン!と大きく竿先を叩き、手持ちで竿先を送れば送るだけグーッグーッと竿を海中に引きずり込み、最後にググーーンと竿先もろとも海中に引きこむアタリが正に三段引きです。
 
腰を入れ大きく渾身の力で大きく合わせば、力と力の勝負が始まります。この様なアタリの場合は、50cmクラスが多いと思います。

60cmを超える大判になればなるほど、ゆったりとしたアタリが多く、フワフワしている穂先が一気に竿2番位まで大きく海中に突っ込む事が多いので、常に、どの様なアタリでも本命のアタリであれば、手持ちにして気を抜かない事が大切でしょう。
 
私も実際に67cmを仕留めましたが、力の入れ過ぎで筋肉痛と3日間ほど歯が浮いた感じでぐったりした覚えがあります。そんな、大型を狙えるのもこれから11月頃が好機となるので是非皆様も味わって下さい。

次回からは、秋のクロダイの練りエサ釣法をご紹介したいと思っています。
 
是非、ご覧下さいネ。では、次回まで、夢のある釣りを楽しんで下さ~い。(^^)/