初めての方へ

HOME

釣り船予約

最新攻略コラム

2012年8月19日

オモリの役目・・・①

皆さまこんにちは、楽しい釣りをしていらっしゃいますか。
 
山口雅三です。
 
釣りのアイテムの中に欠かせないものがオモリです。
 
重要な役割を担っていて今回からは錘(オモリ)に付いて書かせていただきます。まずは用途と形状です。フカセ釣りにおいての錘の役目は、1)仕掛けの馴染みを早くする。2)餌取りの層を突破する。3)荒れた時に仕掛けを落ち着かせる。4)糸のよりを取る。などの効果があります。
 
それが釣りに都合がいいからやると決まっているわけではありません。釣りをしている中でそのようにする方がいいのではないかという主観から来ている錘の使い方なのです。
 
船釣りの場合は、釣り方にもよりますが1)タナを合わせる。2)糸の抵抗を補う。投げ釣りなら1)遠くに飛ばす。2)海底で定着させる。などのように釣り方によって錘の役目が異なってきます。ワームなどの場合は1)動きをアシストする。2)カモフラージュさせる。・・・などの役割があります。テンヤもその中に入ると思います。
 
それぞれの釣りの目的によって錘の形状や大きさも異なってきます。
 
他に集魚効果を狙ったものもあります。
 
「ブラクリ」と言われる餌直結型の錘では、錘そのものを赤くしていて魚に強くアピールするようなものあります。
 
また、夜釣りや深海釣りのように光の届かないところでは蓄光タイプの樹脂でコーティングされたものもあります。
 
ウキに錘がぶら下がっている様なフカセ釣りのパターンでは根掛かりというようなことはまずありませんが、投げ釣りや石鯛釣りなどのように海底に沈めて使うケースでは錘の形状によって根掛かりしにくいものもあれば、砂地などで食いつきやすいスパイク形状のものなど場所に応じた錘の選択も重要になってきます。飛ばすことが主目的である投げ釣りの場合は空気の抵抗をなくすような形状で流線型をしているものもあります。

水深500Mくらいのところを狙う深海釣りでも水の抵抗を極力受けないように縦に長い棒状の錘が必要で重さも数kgもあるようなものもあります。
 
私が愛用している「Tools」景山産業のカタログの中にも紹介しきれないくらいの錘の種類があります。それぞれに用途別に品ぞろえがあります。つまり、釣る目的によって正しい錘の選び方をしないと、その釣りが成立しないということになります。

次回はフカセ釣りの錘の使い分けパターンにどういったものがあるか触れてみたいと思います。