マダコといえば、夏の釣り物ですね。
関西では、昔から梅雨の水を吸って大きくなるといわれており、梅雨が明けると本格的なマダコ釣りのシーズンを迎えます。
今年も梅雨明けから各地の防波堤でタコジグと呼ばれる疑似餌を使ってマダコ釣りが始まりましたね。
でも、なぜタコジグと呼ばれる疑似餌は、マダコそっくりの恰好をしているのでしょうか?。
それは、マダコの習性によるものです。マダコは共食いすることで知られていますね。小ダコの間は余り見かけませんが、重さが700、800gほどになると釣り上げたマダコの中で、ときどき脚が食いちぎられている奴がいます。これは、天敵のウツボの仕業であるときもありますが、ウツボがいない海域のマダコにも脚を食いちぎられた奴がいます。こういうマダコは、マダコ同士の争いかお腹を空かせたマダコに食いちぎられたのです。
ところがマダコには、もっと変わった習性があります。マダコはストレスが溜まると、自虐的になって自分の脚を食いちぎってしまうのです。