テトラの前打ちポイントは全国にたくさんあると思います。例えばチヌ釣りで昔から有名な姫路・飾磨港の10万トン西の西テトラは、1月2月といった冬の厳寒期にも活発にアタリをもらえることができる好ポイントです。
20年ほど前、確か1月下旬だったと記憶していますが飾磨のテトラに釣行しました。水温は9度。その当時は水温が9度以下だとチヌは食わないといわれていました。
折りしも吹雪のような雪も降り出し、ボウズ覚悟の釣りを始めました。その日のエサは岩ガニ。足元のテトラの穴を中心に探りはじめたところ、1ヒロ半ぐらいのタナで引き込みアタリがあり、なんと年無しが釣れたことがありました。
黒鯛の落とし込み釣りでこれまでに学習したことは数多くありますが、そのなかから自分で課題を見つけ出し未知の領域にチャレンジしていくことは、落とし込み釣りの楽しさの可能性をさらに広げてくれます。
先ほどの水温そして季節、場所、タナ、エサなど、本来の常識をくつがえし誰もがチャレンジしたことがない方法でチヌが釣れると楽しさも倍増します。