Award 2017の決勝大会では、小雨模様の尼崎フェニックスで、朝から昼まで5時間ぐらいの競技を行いました。
全国の大会選抜者22名が参加しました。
今回は初めて、台湾からの選手も参加です。
開始のサイレンとともに、各自思い思いの場所へ散って行きます。
大会エリアはかなり広大になりますので、ある程度ポイントを絞り込まなければ、釣りが散漫になります。
私は、前回の下見でアタリの多かった南面のスリットから、川筋へむけて探っていこうと決めていました。
大会で認識しなければいけないことは、下見でアタリの多かったポイントが、そのまま大会当日もアタリが多いとは限らないことです。
何日か前から冷え込みもあり、潮も澄み気味なので喰いは渋いと思って、時間帯によってチヌが喰ってくるポイントを予想しながら、落とし込んでいきました。
エサは下見で良かったカニエサを中心に、フジツボ、イガイ、おさえにアオコガネをつかいました。
予想通り、南面スリットで台湾の選手がバラシていましたが、9時過ぎまで釣果の知らせはありません。
かなり丁寧に南面のスリットを探って行きましたが、アタリはありません。西面のスリット、コバポイントも同じです。
こんな時は同じ場所にこだわらず、チヌを探りながら範囲を広げて、食い気があるチヌの場所を探っていったほうがいいです。
川筋のポイントのそばで、目印、カニエサ、重いガンダマでやや深めのタナで中京の選手がバラシ、そして1枚釣り上げました。
私にもすぐにアタリがありましたが、針ハズレ。
確信をもってアタリを合わすと、規定以上の小さなチヌを釣り上げることができました。
タナは2ヒロ半~3ヒロと深めです。アタリがあったのは川筋で30mほどの間だけチヌがいたようです。
その後、きっちりと探っていきますが、アタリはなくなりました。
最後に南面スリットで実績のある2箇所のポイントを落とし込むと、すぐに同サイズが釣れました。