関東では22日間続いた長雨も本来秋ならばわからなくもない話です。
しかし、その長雨は真夏の8月のことでした。
不安定な気圧配置で、台風すら迷走したぐらいです。
そういう夏も終わり、徐々に秋めいてきました。
ちょっとした草むらではコオロギやらバッタの類いが鳴き始めていました。
朝夕は少しずつ気温が下がりつつあります。
それでも日中30度の夏日でした。
次の雨からしっかりと秋の装いに転じてくれるとTVでも言っていました。
大陸からの冷たい風と太平洋側の暖かい空気が混ざり合います。
勢力に差が無い時期、お互い押せ押せで停滞します。
そして雨が降ります。
秋雨ですね。
季節柄おいしい物にたくさん出会える秋。
つまり実りの秋です。
この夏の日照不足で実際には農家に大変な被害が出ています。
この時期南下してくる、鰹、サンマはやや早めに捕れ始めましたね。
温度がかなり関係しています。
ですから夏がやや寒かったのでこういった回遊型の魚の捕れ時期がかなり長くなってきそうです。
と、言うことは秋の磯も本格始動というわけで、私が毎年秋口に楽しみにしている釣りが船の太刀魚の他、磯では石鯛を追いかけます。
磯野石鯛釣りは、今年は当たり年なのか、和歌山の大引では連日60㎝の本石が出ています。
理由がわかりません。
昨年は小型の石鯛ばかりだったのですが、今年はのっけから60㎝オーバー、すごいです。
来週その大引へ行くつもりです。
大会なんです。
ほとんどの参加者がグレ釣りで、秋磯の大引きとなるとグレも釣り人を魅了してやまないのです。
その理由は、アジやイワシの小型魚が居なくなり、大変釣りやすく、時に尾長グレも見えるからです。
9月一杯は海峡不安定な状態ですが、今年の場合、先ほどの影響もあって水温も安定すれば、グレが釣れ続くことも予想されます。
しかし今回はなんと言っても石鯛ですね。
なんとか言いサイズをゲットしたい物です。
秋磯は気温も良くて過ごしやすく、軽快な服装で挑めます。
はじめて磯釣りを体験なさる方、女性の方にも入門するには一番おすすめの時期です。
ベテランの方に一緒についてもらうことは大切です。
釣ること以外にもたくさん学習をしなくてはいけません。
またベテランの方は大きい物をつらせること以上に海のレジャーの安全性、楽しみ方を伝えていくことも大切です。
それらをしっかり身につけて少しずつ大きな魚が釣れるように努力をしていっていただきたいものです。