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2017年9月7日

「紀州釣りでクロダイを狙う」

三重県の堀口文敏です。
 
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
 
まず、ダンゴ釣りに必要な準備からご紹介します。
 
紀州釣りと言えば欠かせないのがダンゴです。
 
このダンゴとなるもとは沢山の種類が市販されています。
 
釣り人の中には、砂やヌカをオリジナルで配合しダンゴを作っている方もいますが、やはり適量で握りやすく、使いやすく出来上がっている市販のダンゴを使うのが一番手っ取り早いと思います。
 
いろいろなダンゴの素が市販されていますが、私はこの中でもマルキユーから発売されている「パワーダンゴチヌ」を好んで使います。

「パワーチヌダンゴ」は、本来は筏やカセ釣りのダンゴとして使用する方が多いが、紀州釣りにも使いやすく私は、この「パワーダンゴチヌ」を愛用しています。
 
筏釣りで使用する時も、浅いタナから水深40m級の超深タナまで対応が可能で、紀州釣りのポイントとなる10m前後のタナにはベストマッチしてくれます。
 
また、しっかりとした纏まりで遠投にも強く、その反面、海底に着底したときに理想的な割れ方をしてくれるので、紀州釣りに最適と感じています。
 
紀州釣り専用の「紀州パワー」も人気があるダンゴのベースですが、やはりこの「パワーダンゴチヌ」は、使いやすいと感じます。
 
そして、このダンゴに濁りも強く、チヌを寄せるのに適しています。
 
集魚効果は、このまま使っても十分ですが、マルキユーの「さなぎミンチ激荒」をダンゴに混ぜ合わせたり、「チヌにこれだ!」を適量混ぜ合わせると更に集魚効果が高まり最適なダンゴが作れます。
 
筏釣りや紀州釣りを既におこなっている方には、ダンゴの作り方を説明するまでもないかわかりませんが、まだ、紀州釣りをやったことの無い方に説明します。
 
まず、「パワーダンゴチヌ」を1袋バッカンに開けます。
 
そして、500mlのペットボトルに1本半約750mlの海水を投入します。
 

まずは、指先を使ってサッと全体に海水を馴染ませます。
 
この時、全体にムラなく底の端まで混ぜ合わせます。
 
その後、手の平で、ダンゴの中の空気を抜く様に押さえながら再度混ぜ合わせていくと、重たく、もっちりしてくる状態を感じます。
 
この時が最適な仕上がりのサイン。
 
通常は、これで完成ですが、食いが渋い時、水温が低く食い渋るときは、海水500mlに「チヌにこれだ!」を250ml入れます。
 
また、「細びきさなぎ」を半袋混ぜ合わせます。
 
この場合、細びきさなぎ」が水分を吸ってしまうので、「細びきさなぎ」をダンゴの上に出し、その上に「チヌにこれだ!」を流し込み、しばらく水分を吸わせます。
 
この作業で、ダンゴがパサパサになったり、時間と共に握り難くなるのを防ぐことが出来、集魚効果もアップします。
 
この様に、紀州釣りに無くてはならないダンゴを作ってみてください。
 
ポイントは、ダンゴに与える水分です。
 
ダンゴを投入するときに空中爆発したり海面着底と同時に破裂するようでは、釣りになりません。
 
また、ダンゴが海底に到着してから、ダンゴがなかなか割れないような」ダンゴでもこれまた、釣りになりません。
 
海底着底後、10秒~15秒で割れるダンゴ、握る回数は12回~15回でしっかり握れるダンゴが理想と私は考えながら、少しづつ海水を入れて調整してください。
 
次回は、タナ取りを説明させて頂きます。