落とし込み釣りで使う目印の素材は昔からいろいろとありますが、現在主流となっているのはビニールパイプにバルサ材を入れたものでしょう。
ウレタンパイプや発泡パイプ、リリアンの糸を巻いたものなど、以前はかなり種類がありました。
手軽なのは発泡パイプを巻きつけるもので、私もいろいろな素材を使って、何百本もの目印を作りました。(最近はクラブ員の宮本名人からもらっています。笑)
ビニールパイプにバルサ材を入れた目印は、最初に慣れていないとバルサ材を削ることや、パイプに入れるときの加減が分からず、手間がかかりますが慣れてくると15分~20分もあれば作成できるようになります。
目印を使う状況は、基本的にチヌが1ヒロから1ヒロ半前後の上ダナで喰ってくるときに使うことが多いです。
使用するガンダマは④ぐらいから、軽いものを使ってゆっくり落としていくことになります。
釣り場の形状がオーバーハングになっているときは、目印でイガイをスライドして中に送り込んでやるとアタリが倍増します。
前打ちのタナで小さなアタリが多い時も目印を使って直角に落としていくほうが、アタリをとりやすくなります。
イガイをエサにしたときの針の掛け方は、通常はイガイの足糸にWケン付きの針をさして直角につけます。
足糸が付いていないイガイは、蝶番と反対側の上部を爪で少し割り、そこから針を刺して針先を外に少し出します。
スライドさせる時は、針に糸オモリを巻いて、中オモリにして使います。
以前は2ヒロ以上の目印を使うこともありましたが、最近では2.25mぐらいの長さを使うことが主流となっています。
目印を使うときのリールはヘチ用を使うことを薦めます。穂先は普通のUガイドではなく、糸通しの良い大きめのガイドを使うことによって、深ダナも探ることが可能になります。
場合によっては穂先のガイドを交換してもらうと良いと思います。
私も最近は、目印専用リールはほとんど使ったことはありません。
次回は、黒鯛最新攻略 「落とし込み釣り、ぶらり釣行記。」 1.を予定しています。