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2017年7月6日

「梅雨グレ本番」

三重県の堀口文敏です。
 
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
 
いよいよ梅雨グレシーズン本番を迎えました。
 
梅雨グレと言えば一年の中で一番引きが強く、元気いっぱいのグレです。
 

食べても、以前はこの時季になると海藻を好んで食べているため、海藻の磯臭さがあり、少し癖がありました。
 
しかし、近年ではオキアミを主食としているため癖もなく美味しく頂けるのも嬉しいことです。
 
そこで今回は、梅雨グレをターゲットに梅雨グレの楽しみ方をご紹介したいと思います。
私の住む地元の三重県紀東の磯では、梅雨と言えば口太グレが中心となります。
 
数、型共に楽しめる時期でもあり、平均サイズは35cm~40cmオーバーが主流となり数もよい時には、2桁釣れる時も珍しくはありません。
 
しかし、離島や四国、九州と比較するとやはり、サイズ、型共に寂しいものがあります。
でも、紀東の磯では、梅雨グレと言ってもタナが深いのが特徴です。
 
四国では、2ヒロ前後で40cmクラスが爆釣することが良くありますが、紀東の磯では、基本3ヒロから攻め、その時の潮や活性によっては、竿2本分と真冬の寒グレと同じタナまで落として攻めることもあります。
 
そんな試行錯誤して仕留める1匹には非常に価値があると私は感じています。

ほとんどのグレが口太グレですが、沖の潮目をダイレクトに攻めたり、本流筋と言われる流れの速い場所を選んで大遠投で攻めると、尾長グレの良型がヒットします。
 
こちらも、離島や四国、九州に比べるとサイズも50cm前後で、60cm、70cmと言った超大型に巡り合える訳ではありまませんが、50m時には80m先のポイントに大遠投して、軽い仕掛けで、どんどん流していくことによって瞬時に、竿を引っ手繰っていく豪快なアタリが楽しめます。
 
このように梅雨グレといっても2種類の口太グレ、尾長グレを狙うことができ、その時々によって狙うタナや仕掛けがあり刻々と変化する潮の状態に対応しながら攻める釣りが楽しくて魅力的です。
 
どちらのグレ釣りをとっても、私の好きな釣りの代名詞と言われますが、それぞれに魅力があります。
 
強いて言えば、口太グレについては狙ったポイントで、マキワークで思ったタナまで浮かせて釣る、食わなければ深場を徹底的に攻めて大型を仕留める。
 
そして磯際で強烈に竿を締め込む引き味がたまりません。
 
一方、尾長グレについては、超遠投で軽い仕掛けで出来る限り角度を保ちながら道とハリスの角度に注意しラインメンディングに注意しながら、どんどんと流れに任せながら待っていると、一気に竿を引っ手繰り強烈なアタリが手にダイレクトに伝わり、なんとも言えません。
 
このようにこの時季ならではの2種類のグレを堪能することが面白いです。
 
いずれにしても、自分が狙ったポイントで自分が思った仕掛けで仕留めたグレは、なんとも嬉しさと感動があります。
 
皆様も、この時季にしか味わえない梅雨グレを堪能してみてはいかがでしょうか。