熱中症については、以下の3つに気をつけたいものです。
まず、寝不足は熱中症を引き起こす大きな要因となります。
身体の調子を万全にして磯に上がらないと熱による体力の消耗が激しく血液の温度が上昇しても汗が出ない状態や目眩を誘発し、熱中症になりやすいです。
早朝4時には出船する釣りには寝不足は最もリスクが高いと考えています。
できる限り、睡眠をとってから現地に向かう、現地で、仮眠ができる方は少なくとも5時間は仮眠をとってから磯に上がることをお勧めします。
2番目は、温度変化です。
釣り場に行く道中、車の中をキンキンに冷やした状態で移動するのは気持ちの良いものです。
また、渡船店に到着して、待合室でエアコンにあたりながら出船を待つのも快適です。
しかし、この行動が熱中症になる可能性が高いと言われています。
ある、行きつけの渡船店の船長は、このことにいち早く気づき出船前はエアコンをつけない様に徹底しています。
このきっかけは、エアコンで涼んでから出船すると2時間前後で数名の方から携帯でSOSの連絡が入り、急激な温度変化にやられてしまうと思い、ある日を境にエアコンを停止しました。
すると、気温慣れした身体で磯に上がるので熱中症によるSOSが無くなりました。
また、お客さんからも、釣りをしてても、身体が楽だ、暑さに耐えられると声が上がる様になりました。
皆さんも急激な温度差には十分気を付けてください。
3つ目は、磯に上がる前や持参する飲み物に注意です。
利尿作用のあるカフェインを含んだ飲み物は控えましょう。
また、ビールをクーラーボックスからばして、喉を潤している釣り人もよく見かけますが、これも利尿作用があるので、本来、身体に蓄積しておくべき水分が尿となり汗となり外に排出され、身体から水分が奪われることにより、汗が出無くなったり、アルコール分やカフェインだけが体内に残り、頭痛や吐き気を誘発します。
暑いときに一杯!良型を釣って一杯!!が大きな間違いとなってしまうので気をつけましょう。