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最新攻略コラム

2017年5月25日

「落とし込み釣りの肝心、超前打ちの可能性。」 18。

先日、クラブ員たちと神戸港、和田防に釣行しました。

ここは毎年ゴールデンウイーク前ごろからチヌの活性が高くなります。
 
年によって釣果に波がありますが、昨年、今年はあまりよくなかったようです。
 
ワカメなどの海藻がかなり多くついていると、2B、3Bぐらいのガンダマではエサがワカメの中に入ってはいかないので、5B以上のオモリを使うことになります。
 
 
例年ですとパイプエサが一番喰いがいいのですが、最近はパイプが少なくなっているため、アオコガネやイワガニを使っています。
 
この日はアタリがパラパラとあるのですが、数が釣れるような感じではなかったです。
 
いつもは必ずアタってくる東端の大きなテトラや、西端の赤灯台のテトラではあまり釣れませんでした。
 
 
和田防のテトラの一般的な釣り方は、手前のテトラのサイドの穴や、海水に浸かっているテトラの先端、ワカメの中などを探って行くのが基本になりますが、変化があるところにチヌがついていることも多いのです。
 
テトラの積み方も場所によって前方まで伸びているところや、そうでないところなどがあります。
 
通常、前を打つ場合は、一つか、二つ先のテトラを探ることが多いのですが、前方までテトラが伸びているところの先、10mぐらいのところにイワガニをエサに、超前で探っていくと着底前からグーっとアタリがでて、チヌを連発することもあります。
 
 
朝一にテトラに乗ると、テトラの少し前を悠然と泳いでいるチヌを見ることが多く、そんなときは軽いオモリで、イガイを餌に落とし込んでいくとアタリが続くことがあります。

やがて、気配を察したのかアタリが出なくなります。
 
一文字ケーソンでも先頭を切ると、朝一に浮いている見えチヌが連続して掛かることがありますが、落とし込み釣りでは、釣り人の気配が一番の大敵なのです。
 
平日、一人で釣行して数釣りができる可能性が高いのは、釣り人の気配をチヌがあまり感じないためだと思われます。
 
大会であまりチヌが釣れないときが多いのは、ひとの気配が察知されやすい平場のケーソンやサンバシなどです。
 
障害物のあるところでは、警戒心も少なくなります。
 
 
次回は、黒鯛最新攻略  「落とし込み釣りの肝心」 19.を予定しています。