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2017年4月20日

「知るシリーズ」・・・雷

レジャーを楽しんでいるとき、たまに天候が急変してしまうことがあります。
 
 
気圧の変化、海面温度の上昇などで巨大な積乱雲が発生します。
 
 
積乱雲のなかは水蒸気が激しくぶつかり合い激しい摩擦によって大きな静電気が発生します。
 
そもそも電気とはどんなものかというと、簡単に言うとものは電気ででつながっている(できている)という電気、家の中で家電を動かすために流れている電気、静電気のように帯電をしてしまう電気など、全く種類や存在の違う電気がいくつもあります。
 
細胞のレベルで物質の個体位が形成されますが、そこには安定した電子核があって、核と同じ数だけの電子が回っています。
 
家電の電気は動電気と入ってエネルギーとして圧力と流れる速度を持った電気が有りそれが一般的に言う電気です。
 
静電気は耐電のことを言いましたが、発生した電気で生じる磁界を超えない距離を持つ電気、つまり動かないけどもあるエネルギーを持っています。
 
 
ではなぜ動かない電気がたまるのでしょう。
 
 
電位の違う品物が激しくぶつかったりこすり合わせたりすることで、核の周りを回る電子が移行します。
 
そうすると安定した電子核に電子が付加されて不安定になります。
 
この動きを急激に一度に行うと電子ばかりがたまってしまいます。
 
電子は(-)マイナスと表示します。
 
この浮いて行き場のない電子がたくさんたまると電気を帯びた物質となり、マイナス(引く)因子ですから文字通り引きつけあいをします。
 
小学生の頃エボナイト棒をポリエステル布でこすると静電気が発生し、紙くずや髪の毛などを引きつけます。
 
この瞬間紙くずや髪の毛野中の(+)が引き寄せられるのです。
 
こういったマイナスをイオンといい、最初からイオンが多い品物もあります。
 
トルマリンなどはそういった鉱石です。
 
この鉱石も地殻変動などでイオンが帯電したまま石になってしまったものなのかもしれません。
 
話は脱線しましたが、空中で激しくできあがる雲の中は爆発的なこすり合いが起こり、ドンドン(-)が発生しています。
 
地球は(+)と(-)が同じ数ありますが空中で長時間絶縁状態である静電気が飽和状態となるとき地球に向かって放電します。
 
 
ここからが怖い話です。
 
家庭の電気はせいぜい100vです。
 
エアコンなどは効率から200vが多いですがせいぜいそんなものです。
 
電車などは600v程度です。
 
 
しかし静電気が放出される瞬間は10000v~80000vもあります。
 
動かない塊ですから(-)を帯びているので書き方は-80000vと書きます。
 
これが地球に向かって一気に流れるわけで、その電流たるやかなりの幅がありますが、いずれも超高速で流れていきます。
 
あらゆる組織は破壊されます。
 
これが雷です。
 
 
よく雷の落ちやすい場所が話題に上がりますが、空で発生した雷は地上に落ちる際に電気の流れやすい場所とされるため、金属類を身につけていると危ないなどといいましたが、それは全く間違いで、時計貴金属をめがけて落ちてくるわけではありません。
 
もちろんカーボンロッドも電気を通しますので、素手で持っていて近所で静電気がたまると手に多少びりびりくるでしょう。
 
 
ゴム手袋をしていればまだ増しだと思います。
 
絶縁していますから。
 
ほとんどの雷は空中で放電してしまっています。
 
ごろごろなる前から放電しています。
 
 
雷は光を放ちながら落ちるのをよく見ます。
 
光の幅からするとかなり大きいですが見た目は大きいですが、何せあいては電子ですからかなり小さいものです。
 
光るから大きく見えます。
 
小さいものが束になって落ちてくるのでその威力は想像できません。
 
木の下にいたら安全というのは間違いで木を伝って落ちてきます。
 
体が濡れていればなおさら電気がやってきます。
 
避雷針のあるビルはその建物の中で一番電気を通しやすいものをてっぺんに置き、そのまま地中へ埋設します。
 
このことで建物が守られます。
 
直接建物で電気抵抗の大きいものがあると加熱されて火が出るでしょう。
 
絶縁をするなら完全にすることです。
 
車の中はタイヤが絶縁体で結構安全といえます。
 
海上でも、地上でもお構いなしに雷は落ちてきます。
 
 
釣りを楽しんでおられる際に雷の兆候があったら建物の中に避難するぐらいしかありません。