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2017年3月9日

ウキにはいろいろな役割があります

皆さん、いかがお過ごしですか。
 
三重県の堀口文敏です。
 
ようやく春らしい天気が続くようになり朝晩冷え込みも和らいできましたネ。
 
しかし、花粉症の私にとっては、非常に辛い時期の始まりとなっています。
 
毎日、目が痒くて朝晩の目の洗浄が欠かせません。
 
今回は、寒グレも終盤戦となり、クロダイの乗っ込みには少し早いということで、ちょっと一休みといった感じで、ウキの役割についてご紹介します。

 
ウキには、磯で使う円錐ウキや棒ウキ、堤防で使う玉ウキやカヤウキがあります。
 
また、紀州釣りで良く使われるカン付きウキというものもあり、玉ウキや円錐ウキの下にサルカンを取り付けたウキがよく使われます。
 
そこで、これらのウキには、色々な役割があるのをご存知でしょうか。
 
ウキの役割は何でしょうか?とお聞きした時に、皆さんは、「魚のアタリを取るためにつけるもの」と、90パーセント以上の方が答えるではないでしょうか。
 
もちろん、ウキの最大の役割は、魚のアタリを釣り人に伝えるという事が、1番の役割だと思います。
 
しかし、他にもウキには、沢山の役割があるのです。
 
ウキをつけずにエサとオモリだけで仕掛けを投入したらどうなるでしょうか。
 
エサは、徐々に海底に沈んで行きますが、どの深さまで沈んでいっているのか、また、遠くのポイントまで流したいときなど、本当にその仕掛けが思ったところに流れているかの見極めが非常に難しくなります。
 
また、完全フカセの状態でラインとハリ、エサだけの状態で流していれば、仕掛けは潮に乗れば遠いポイントに運ばれて行きますが、どこに仕掛けが、どのような状態で流れているかを見極めることはできません。
 
しかし、ウキをつけることによって一定のタナをキープしながら思ったポイントに仕掛けを流すことが簡単になるのです。
 
また、20メートル30メートル沖の潮目を狙いたい時なども、ウキの重さを利用してタナをキープしたままエサを遠くまで投げ込むことが出来ます。
 
また、潮の流れを読むのもウキをつけていることで潮の流れをウキが教えてくれます。
 
どの方向に流れているか、沖に払い出しているのか、手前に当ててきている潮なのか等、たくさんの情報を知らせてくれるのです。
 
更に、ウキの特徴を把握することにより、サシエサの有無をも見極めることが可能となります。
 

この様に、ウキには魚のアタリを伝えるだけでなく、仕掛け思ったポイントに流す、遠投ポイントまで仕掛けを投げ込む、タナをキープしたりタナを探ったりすることができる、潮の流れを読むと言った様々な代表的な5つの役割があります。
 
まさに、情報や機能を兼ね備えている非常に画期的なものだといえるのではないでしょうか。
 
皆さんもウキは、魚のアタリを取るものだけだと言う概念を捨てて、ウキの色々な役割を理解して、ウキを身体の一部として使いこなしてみると、また違った釣りの楽しみが味わえますよ。