ここは通称、尼Pと言われているチヌの好釣り場で、一年中落し込みでチヌをねらうことができます。
西側の奥は運河、西側の南寄りはスリット。
南面はスリット、東面が川筋とよばれています。
午前中は、2月も後半になると、陽があたり風もなく、春を感じる暖かさで気持ちの良い釣りができたのですが、昼前後から曇り空になり、風も8~9mの強風が吹き、天候は一瞬で真冬に戻りました。
当日は昼までの3時間半程の釣りでしたが、スリット、川筋ともそこそこのアタリがあり、チヌの型も48~9cmの良型があがりました。
春先のタックルは通常、チヌの動きもまだゆっくりとしていることが多いので、スリットで道糸がナイロン1.5号、ハリスも1.2号ぐらい。
川筋では障害物もないので、道糸はPEなら1号、ハリスも1.0号で年無しクラスも問題なく上がってくることが多いと思います。タックルはヘチ釣りです。
この日はまず、南面のスリットで何枚かチヌを掛けて、川筋に移動したのですが1.2号のハリスが2回切られてしまいました。
チヌの動きはそんなに機敏だとは思わなかったので、スリットの柱面や川筋の際にフジツボやミジ、ミドリイガイなどの着生物が例年よりもついていて、それにハリスが擦れてラインブレークしたようです。
最後に西面のスリットで大型のチヌを掛けましたが、あっと言う間に1.5号のフロロカーボンの道糸が切れてしまいました。
やはり柱周りについている着生物が、例年よりも多いようです。
下見では、まずアタリが出るポイント、タナ、道糸、ハリスの限界点、エサによる喰いの違い、あたりの出方の違いなどを確認します。
本番では、道糸は2.0号、ハリスは1.5~1.7号を使うことにしました。
エサはアオコガネが主流でしたが、地エビのアタリの方がはっきり出て掛かり具合も良かったです。
次回は、黒鯛最新攻略 「落とし込み釣りの肝心」 14.を予定しています。