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2017年2月23日

釣った魚を美味しくいただこう!!

皆さん、如何お過ごしですか。
 
三重県の堀口文敏です。
 
この時季は、寒グレとか寒ブリとか色々とこの時季にしか食べられない脂ノリノリの寒の魚が美味しい季節です。
 
 
そこで、折角、釣りあげた魚をより美味しくいただける方法を皆さんご存知ですか?
 
魚を釣ってそのままの状態で氷の入ったクーラーボックスで持ち帰る方、血抜きをして、氷の海水に漬けて持ち帰る方、釣り場で内臓と鱗を取り氷にさらして持ち帰る方と色々な持ち帰り方法があります。
 
しかし、調理をするときになんとなく鮮度が落ちている、魚自体がクタクタして身が柔らかい、食べるときに甘みが無いなど色々と感じる事があると思います。
 
それどころか、生臭さが強くて美味しくなかったと思われるケースも少なくはありません。
 
そこで、最近よく耳にするのが神経絞め。
 
この神経絞めをやるのとやらないのでは、魚の甘み、鮮度が全く違います。
 
私も、自分自身が神経絞めを行うまではそんなに変わらないだろうと、正直思っていました。
 
既に、この神経絞めをやられている方は、鮮度の違いをよく理解されていると思いますが本当にビックリするくらいの美味しい魚が楽しめます。
 
「こんな話を今更」、な~んて思われている方も多いと思いますが、まだまだ神経絞めを実際にやったことがない、神経絞めした魚って本当に美味しいのと浸透していない部分があると感じます。
 
やり方は、簡単です。
 
通常、血抜きをして絞めますが、そのあとに、魚の目と目の間(眉間)にニードルパイプを背骨の上部に沿って突き刺します。

その後、ニードルパイプにワイヤーを通して神経を絞めるのです。
 
最初は、ニードルパイプが上手く神経に沿って刺さらなかったり、ワイヤーが背骨に沿って通せず、途中で背中から出てきたりします。
 
しかし、上手く神経を捉えるとニードルパイプを刺した時点で、血抜きをして息をしていなかった魚が、ピクピクと動き出します。
 
この時が一番良い場所に刺さっていると考えてよいでしょう。
 
その後、ワイヤーを通すと更にピクピク感が大きくなり完全に神経が絞まるとピクリともせず、なんとなく身が絞まった感じがします。
 
 
その後、内臓を出し鱗を剥ぎ三枚おろしやブツ切りにすると身が透明でツヤツヤしていて、しっかりとした身になっています。
 
刺身で煮付けでも今までとは違った新鮮な味わいが楽しめます。

私が使用している神経絞めは「LUMICA」のマダイ、グレ、青物等大きな魚を絞められる「神経絞めセット」ですが、今シーズン、アジやガシラ、小型のグレを簡単に絞められる「神経絞めセット ショート」が販売されているので、この二刀流で是非、皆さんも美味しい魚を楽しんでみてください。