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最新攻略コラム

2017年2月9日

「落とし込み釣りの肝心、ハリスの限界。」 12。

落とし込み釣りで使うハリスは、一般的にはフロロカーボンを使います。
 
号数は06号から4号ぐらいまでだと思います。
 
ハリス使いの基本は、使う場所やタックルバランス、狙うチヌの型、季節などによって考慮しますが、限られた条件の中で出来るだけ細いハリスを使うことが選択の基準になることが多いです。
 
 
06号や08号などの細ハリスは、ハエ竿などの軟調竿を使い、目印、フライフックなどでチヌを狙うときや、秋から冬にかけて潮が澄んでいるときに、細ハリス対応のヘチ竿や落とし込み竿で使うことが多いのですが、道糸はPEラインではなく、ハリスに負担がかからないナイロンラインを使用します。
 
 
一方で3号や4号のハリスは、テトラの前打ちの穴狙いで、型も大きく、チヌの活性も高い時期、タナも深めのときには必ず必要になります。
 
スリットケーソンのマスの中の穴で、深いタナを狙うときにも必然です。
 
硬調の竿でPEラインの道糸を使っていると、夏から秋にかけての元気な大型のチヌなら、3号ハリスでも合わせ切れすることはよくあります。
 
この場合は胴調子の竿や道糸をナイロンラインに変えるなど、タックルバランスを見直します。
 
 
細ハリスを使うときに注意しなくてはいけないことは、ハリスの傷と針のチモトです。
 
少しでも傷がつくと簡単にハリス切れしますので、何回か落としていくたびに指でハリスに傷がついていないか、確認することが重要です。
 
08号ぐらいになりますと、傷がなければかなりの強さがありますので、タックルバランスがいいと、かなりの引きにも耐えることができます。
 
 
細ハリスでチヌとやり取りをしていると、針のチモトのハリスがまわりこんで、チモトに擦れてラインブレークすることが多いので、チモトが鋭い角度で切れやすい針は使わないようにしましょう。
 
瞬間接着剤などでチモトを固めるのも効果があります。
 
 
次回は、黒鯛最新攻略「落とし込み釣りの肝心」13.を予定しています。