アタリが出ても針掛りしなかったり、すぐに針ハズレしてしまうことがよくあります。
季節やエサによっても違いますが、明らかにチヌがエサに触ってきているのに、なかなか針に乗らないのはなぜでしょう。
いろいろな場合が考えられます。
一番多い原因はチヌの食い気がないときに、やはり気になるのか、エサだけには触ってくることがあります。
コンッと一瞬でエサを割ってきますが、針には掛からない時もよくあります。
アワセを入れても一瞬、遅れるのでまず針掛りはしません。
アタリもなくエサが取られることもあります。
エサが落ちていくのと同じ速度でエサを食べていると、アタリは出ないのです。
エサの一部をチヌがくわえていて、アタリも止まりアタリ、引き込みアタリが出るのですが、エサを全部、口の中に入れていないため、アタリが出ても針に掛からないことも多いです。
これもチヌの食い気が本気ではないためだと思われます。
小型のチヌ(30cm以下)が多いとアタリが出ても針掛りしないこともありますが、かなり大きなエサでない限り、食い気があればしっかりと喰ってくるものです。
秋によく使われているフジツボも状況によっては、結構微妙なアタリを出して、針掛りしにくかったり、バラシを多発したりするエサです。
食い気が無い時のアタリは別にして、いくつかの対応策があります。
まずエサの大きさを変えてみることも、効果がある場合があります。
大きくしたり、かなり小さめを使ったりします。次に針のサイズを一般的には大きくして、針掛りしやすいようにします。
あとは、ガンダマを思い切ってすごく軽いめにするか、かなり重いめにします。
これでアタリが大きく出る、針掛りがよくなるといった効果が期待できることもあります。
落とし込み釣りのアワセは基本即アワセですが、ワンテンポ遅らすか、むこうアワセが出るまでアワセを入れないことで、掛かりがよくなることもあるので、いろいろと試してみると良いでしょう。
それでも好転しないときは、時合いがくるのを待つしかないでしょう。
次回は、黒鯛最新攻略「落とし込み釣りの肝心」5.を予定しています。