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2016年9月23日

紀州釣りの魅力VOL2

皆さん、如何お過ごしでしょうか。
 
三重県の堀口文敏です。

前回に引き続き紀州釣りについてご紹介いたします。
 
今回は、紀州釣りの仕掛け作りと紀州釣りに欠かせないタナ取りをご紹介したいと思います。
 
まず、紀州釣りの仕掛け作りですが、磯のフカセ釣りとほとんどタックル自体は変わりません。
 
しかしながら、使うウキや竿の号数が変わってきます。
 
まずウキは、中通しの円錐ウキや管付きの円錐ウキ、棒ウキと色々とタイプがありますが、紀州釣りでは、棒ウキが使いやすく、特に鉛を搭載した自立タイプの棒ウキが紀州釣りにマッチしていると私は考えます。
 
棒ウキの利点としては、ウキのトップが赤、黄、緑、黒等の色分けがしてあるため、タナが取りやすい、ダンゴを投入して海底にダンゴが到達したし状態や、ダンゴが崩れ、サシエサがダンゴから飛び出した瞬間を見極めることが出来ます。
 
更に、自立タイプの棒ウキは、仕掛けの中間や、遊動仕掛けにした時など、オモリが海底に着底してタナが解りにくいといったこともなく、ウキ下をすべて浮かせ釣りタイプで攻めることもできます。
 
また、投入するときにも、ダンゴとオモリが違った方向やオモリが先行して飛んでいき、そのテンションでダンゴが空中分解することも無くなるからです。
 
また、タナ取りの時にも、オモリの比重に関係なく正確なタナ取りが出来るのが自立タイプの棒ウキの利点だと考えます。
 
そして、タナ取りの方法は、攻めるポイントの水深4ヒロと予想したら深い目の」5ヒロに設定し、ハリにタナ取りゴムや中通しオモリの1.5号クラスをつけて投入します。
 
そして、ウキのトップが海面にすべて出る状態に設定します。

次に、30cm程、ウキ止め糸を下げて浅くします。
 
この場合の仕掛けは、遊動固定仕掛けで行います。
 
ここまでタナが設定出来たら、実際にダンゴとサシエサをつけて投入します。
 
ダンゴが海底に着底するとウキのトップが少し見えている状態がベストです。
 
そして、何秒後かに、ダンゴが割れ、ウキのトップが全て海面に現れる状態が理想です。
 
アタリは、ダンゴが割れ、サシエサと共に仕掛けが浮上する瞬間に一番出やすいので、ウキのトップが浮上しだしたらウキから目を離さないように気を付けましょう。
 
竿は、出来る限り軽量で、腰が強く粘りのある竿がお勧めです。
 
また、穂先が敏感なタイプであることも重要です。
 
これは、ウキにアタリが明確に出ない場合でも、道糸の糸ふけが走るラインアタリや直接、竿先にアタリが伝わることもよくあるからです。
 
私の場合は、宇崎日新から発売されている「ZEROSUMU磯 弾 X4」のTYPE0を好んで使います。
 
この竿は、一日中、竿を振っても持ち重りもなく非常に感度が良いのでお勧めです。
 
これからも、クロダイの良型の荒食いがあり中小型の数釣りも楽しめる時期なので、皆さんも是非、紀州釣りに挑戦してみてください。