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最新攻略コラム

2016年8月18日

釣りを体験しましょう!7

魚釣りが面白くなる理由の一つに「ばらしてしまった!」ことと「引っ張り合い」を前回書いてみました。
 
もう一つ魚釣りを体験していくうえで面白みを語るなら魚との騙し合いもその一つに数えられます。
 
魚は決して釣り人をだましていたりしていません。

ただ釣り人が何とか釣り上げてやろうと気持ちの中に、魚の習性を利用してエサでもないものをエサと思わせたりにおいなど魚をおびき寄せたりします。
 
釣り人側としては、そういう作業をしたことで結果こうなるはずだ・・・、というものを持っています。
 
でもそのようにならなかったら魚が一枚上手だったことになります。
 
そんな時良く出る言葉が「くっそーエサだけとられた・・・」「全然食わない」「頭だけとられた」「根に入った」などと、釣り人を目いっぱい困らせています。
 
釣り人側からの目線ではそういう表現になるのです。
 
実際は魚の本能をすべて知りえることもできないし、環境や海の状態が釣り人の意のままになることはありませんので、釣りをしている側の持っている引出しと自然との差がどれだけ埋まったかになります。
 
そういう風に考えると面白みに欠けるので、純粋に魚をだましている代表格の釣り「ルアー」の釣りで考えてみましょう。
 
操作をするラインがついており先端に魚が食うであろう疑似餌をつけて、さもありなんとその無機質なプラスチックをエサのように動かすのです。
 
そうすると魚は普段のエサだと思い「ぱくっと」行くのですが、実は大変奥が深く、疑似餌が普段のエサでないとおもうと、魚は違和感を感じて食ってきません。
 
生きエサ、生エサの場合はそのリスクがありません。
 
ルアーの場合普段のエサに色や形が似ていたとしてもエサとなる動きがないことにはやはりプラスチックということで見向いてもくれません。
 
エサでも死んだエサの場合動きをつけてあげないと魚の食いに差が出てきます。
 
生きエサの場合は習性をそのまま利用しているだけなのでだましたことにはなりませんが、ルアーや死んだエサを使うときはおそらく魚にしてみれば「騙された」ということになります。
 
騙し合いというと言葉に無理があります。
 
魚に「その気にさせる」と表現にします。
 
つまり、魚が間違えて食ってくるという演出ができるかが、一番の面白みです。
 
生エサ、生きエサをやっている釣り人がルアー釣りへの転向は普通に在ります。
 
中には、今までバス釣りしかしたことがないと言われる方にもエサ釣りに入られる方もいます。
 
ただほとんどがソルトルアーに移行される方が多いように思います。
 
やはりルアーの面白みはエサ釣りには得られない面白みがあります。
 
食い気を誘う動かし方・・これはエサ釣りには誘いという言葉がありますが魚が食べに来ていることが分からないとできない動作です。
 
ルアーは動かし方が千差万別、それを人が演出するわけですから大変理にかなった釣りと思います。
 
エサ釣りは主に浮きや穂先の動きであたりの判断をします。
 
ルアーにはそういったあたりを待つどころか動作の中でアタリを察知するわけですから勝負が速いです。
 
非常に面白い釣りが騙し合いである場合が増えてきています。
 
ぜひとも面白い釣りを講じていただきたいと思います。