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2016年6月23日

黒鯛道108 「茅渟の海、四方山話」その30、落とし込み釣行記 Ⅷ

石鯛の落とし込み釣りはチヌと同じく、6月中旬以降から7月中旬ぐらいまでが盛期となります。

ちょうど梅雨の時期と重なります。
 
タックルは私が行く明石海峡の真鯛の落とし込み釣りと同じタックルを使っています。
 
石鯛専用の落とし込み竿、ヘチリール、道糸ナイロン8号、ハリス、フロロカーボン5~7号。ガン玉4B、グレ針8号、エサはイガイのダンゴ~イガイの2、3粒掛け。
 
 
シーズンになると石鯛は驚く程、地方に近い堤防に入ってくることも多いのです。
 
漁港の前にある堤防に満潮から下げにかかって潮が流れ出すと、何匹もの大型の石鯛を目にすることもあります。
 
オーバーハングやソロバン状になっている一文字などでは石鯛が掛かると一気に障害物や根をめざして突っ込んでいきますので、60cm以上の石鯛を止めることはかなり難しいでしょう。
 
障害物周りでは2ヒロ半ぐらいまでのアタリをとって、それ以上糸をださずに竿でためて突っ込みをかわすことができれば、取り込める確率も上がってきます。
 
縞のあるメスの石鯛は50cm近くなっても、パワーがオスに比べて少し弱いので、取り込める可能性も高いです。
 
先日も友人がチヌ狙いでハリス1.2号で48cmぐらいの石鯛を釣り上げましたが、はじめは大型のチヌだと思ってやりとりしていたようです。
 
 
石鯛は50cm近くになると性転換をするようで、なんと縞が半分残っていた55cmぐらいの石鯛は、白子と卵が一緒にお腹に入っていました。
 
ビックリしました。
 
 
縞が消えた50cm以上の銀わさ、クチジロの石鯛のパワーは凄まじいものがあります。
 
磯のワイヤー仕掛けが納得できるパワーです。
 
落し込みでとれる石鯛は60cmぐらいまでではないでしょうか。
 
 
チャンスがあれば、スリルに満ちた石鯛の落とし込み釣りを経験することをお勧めします。
 
次回は、黒鯛道109 「茅渟の海、四方山話」その31、落とし込み釣行記 Ⅸ、を予定しています。