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2016年6月9日

黒鯛道107 「茅渟の海、四方山話」その29、落とし込み釣行記 Ⅶ

今年も、広島に落とし込み釣りで石鯛を狙って釣行しました。
 
瀬戸内の石鯛は5月中旬から7月にかけて各地の堤防や障害物周り、橋脚などでその姿をみることができます。
 
型は40cmぐらいから大きいのになると60cmオーバーの石鯛も過去、実績があります。
 
落とし込み釣りで釣る石鯛は、黒鯛、真鯛などと違った猛烈な引きを体験させてくれます。
 
黒鯛や真鯛は何段階か突っ込みながら上へ浮いてきますが、石鯛は最初の数秒間はチヌと変わらない掛かり具合ですが、すぐにエンドレスに突っ込んで行きます。
 
その引きはチヌの何倍ものパワーを感じさせる、素晴らしいファイトです。


気温が未だ24度を超えない5月下旬ぐらいまではエサもイガイではなく、クモガニ、イワガニ、ボケ、カメジャコなどに反応します。エサ取りが多いところでは苦戦するエサです。
 
釣り上げた石鯛のお腹には何も入っていないことが多く、小さなヒトデを食べていたりすることがあります。
 
一文字などでは上層にフジツボや牡蠣をチヌや石鯛が食んだ跡を見かけることができます。
 
先日もあまり気温が上がらない時に釣行しましたが、アタリエサはフジツボでした。

潮は瀬戸内の場合、干満の差が驚く程大きく、3mほど満ち干きで違うのが普通です。
 
基本的には干潮時よりも潮が高いときのほうが時合いとなりますが、私の経験では満潮から下げ3分ぐらいまでが釣り時となることが多いのではないでしょうか。
 
 
石鯛は条件が整うと1ヒロから2ヒロぐらいで一気に喰ってくることが多いのです。
 
たまに3ヒロ以上のタナでも喰ってきますが、見えている石鯛は見釣りすることも可能です。
 
先日も釣り場に付着するフジツボをヘラやペンチで採取して使用しました。
 
フジツボもダンゴになったものが喰いを誘うようです。


タックルは石鯛専用の落とし込み竿、専用のヘチリール、道糸はナイロンの5~8号、ハリスは5~7号、針は軸が0.8m/m以上あるグレ針8号を私は使っています。

次回は、黒鯛道108 「茅渟の海、四方山話」その30、落とし込み釣行記Ⅷ、を予定しています。