例年、大阪湾、神戸港の沖一文字の堤防は、4月の下旬になるとチヌの産卵後の一服?状況となって、釣果が得られなくなります。
そんな時期に釣れる場所と言われるのが、泉州・岸和田、姫路・飾磨、神戸・4防、そして神戸港・和田防波堤です。
和田防・新波止は春先から、南北に伸びる堤防の東側テトラ帯で良型のチヌを釣ることが可能です。
ワカメや海藻がテトラに付いていますので、かなり重めのオモリ、5B~5B×2個を使いながら、テトラの穴に落とし込んでいくと大型のチヌが竿先を押さえ込むアタリを見せてくれます。
春先のエサはパイプ、岩ガニ、アオコガネなどですが、採取できればパイプがベストです。
毎年ゴールデンウイークになると、フカセ釣りでふた桁近い釣果が得られます。
落とし込み釣りもそのころがピークになります。
4月下旬から5月中旬が狙い時です。
この釣り場は西の明石海峡から潮が入ってきて潮通しがいいため、風向きによって釣果に大きな差が出ることも少ないようです。
今年の連休もクラブ員たちと釣行しましたが、年無しも何枚か釣れて結構楽しめました。
エサはパイプ、カニが良かったです。
やはり釣れるポイントは毎年同じようですので、何度か通って自分の得意のポイントを見つけておくといいでしょう。
釣りにくいですが、東西の端のかなり大きなテトラ帯は好ポイントと言えるでしょう。
梅雨から盛夏にかけても夕方、南西風のあたるテトラの周りで、矢引きぐらいのタナで年無しを仕留めることも多くなります。
特に和田防・新波止の北西角のテトラは絶好のポイントになることが多いです。
次回は、黒鯛道107 「茅渟の海、四方山話」その29、落とし込み釣行記 Ⅶ、を予定しています。