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2016年5月12日

黒鯛道105 「茅渟の海、四方山話」その27、落とし込み釣行記 Ⅴ

チヌ、落とし込み釣りの楽しみ方は人それぞれです。
 
釣り方の違いもあるので、結構バリエーションに富んだ釣りと言えるのかもしれません。
 
最も基本的な落とし込みは、平場の一文字ケーソンでの2ヒロ半ぐらいまでの上層にいるやる気のある?チヌを狙う釣りかと思います。
 
ヘチ、目印釣り、どちらでも狙えます。
 
ケーソンでもある程度水深があれば、深ダナや底も狙えます。
 
ケーソンの前のタナ、底を狙うこともできるでしょう。
 
 
居着きや、ある時期になればチヌが入って来るスリットやテトラは、チヌ釣りでも好釣果を期待できる1級の釣り場ですので、常に落し込み師が通っているところが多いです。
 
関西で言えば、北港スリット、南港新波止、南港バラ石、尼崎フェニックス、神戸和田防などが有名です。
 
特に北港スリット、南港新波止スリット、尼崎フェニックスのスリットでは一年中、チヌを狙うことができます。
 
チヌの隠れ家にもなり、居着くこともできるスリットでは、年無しと呼ばれる大型のチヌを高確率で狙うこともできます。
 
落し込みには数釣りを目標とする釣り人と、大型を目標とする釣り人がいますが、過去、落とし込み釣り30年ぐらいの間で実寸、60cm以上の夢の年無しが公式に上がったチヌは、私が知る限り数年前の7月に南港の新波止スリットで釣り上げられた61cm、4kgと、この春のK社の落とし込み釣りの予選大会、尼崎フェニックスの南面スリットで釣られた、62.3cm、4.3kgが過去最大のチヌになると思います。
 
 
私も50cm以上の年無しは、過去、数多くあげていますが、それでも最大は拓寸58cm、3.4kgのチヌでした。
 
いまでもその時のことはよく覚えています。
 
11月の神戸港でイガイをエサに1mぐらいのタナで喰ってきました。
 
硬い目のヘチ竿、PEライン、ハリス矢引き、1.7号。

掛かってから釣り上げるまでは割合スムーズにやり取りできた記憶がありますが、タモ入れしてから持ち上げるのに、経験したことがない重さを感じました。

次回は、黒鯛道106 「茅渟の海、四方山話」その28、落とし込み釣行記 Ⅵ、を予定しています。