武庫川一文字の手前に通称、尼崎フェニックスと呼ばれる地続き(釣りは渡船を利用)の釣り場があります。
ここは昔からチヌ釣り場としては、非常にポテンシャルが高く、数々のドラマを生んできました。
西側に運河、南面と西面の一部がスリット、東面が川筋、と3種類の堤防が一箇所に集まっているような多面的な釣り場です。
風の強い日は風裏の釣り場を選ぶこともできますし、なによりも状況を考えて釣り場を決めることができます。
川筋は潮の流れが飛んでいることも多く、3Bを3個つけないと落とせないこともあります。
運河は流れが飛ぶことは少ないのですが、季節によってはキビレしか釣れないこともあります。
運河は流れが飛ぶことは少ないのですが、季節によってはキビレしか釣れないこともあります。
スリットの南面は夏の南西風が強いときは、エサを落とすのが難しいときもあるなど、そのときの状況を判断してどこを攻めるかを決定します。
潮の流れがきつすぎたり、ベタ凪であったりしても、一日の時間によって潮の流れや動きは変化しますので、風向きもふくめて状況を分析することが大切です。
一般的にはスリットに居着いているチヌを狙って、南面や西面を攻めることが多いです。基本はスリットの柱の間にエサを落として行きます。
それ以外にも狙うポイントは、柱前や柱裏、スリットの奥、スリットの前の底などがあります。
ここでの基本タックルはヘチ竿でPEラインを使うことが多いのですが、目印を使った落とし込み竿でもタックルバランスを考えれば、問題ありません。
季節によって掛かったチヌの動き方が変わりますので、それにあわせてハリスの号数などを決めて行きます。
夏から秋にかけてのチヌはかなり引きも強く、動きも大きいので2号ハリスでも飛ばされることが多いのですが、冬から春にかけては、タックルバランスを整えれば、1.2号から1.5号のハリスでも大丈夫です。
アタリエサは最近めまぐるしく変化しています。
先日の大会では、パイプ、アオコガネが一般的なエサでしたが、カニ、小ボケが一番良かったようです。
先日の大会では、パイプ、アオコガネが一般的なエサでしたが、カニ、小ボケが一番良かったようです。