初めての方へ

HOME

釣り船予約

最新攻略コラム

2016年4月14日

クロダイ乗っ込み第二段を狙う準備

三重県の堀口文敏です。
 
皆さん、如何お過ごしですか?
 
桜の花も散り葉桜を迎える時期となってまいりました。
 
そんな中、この時期、特有のクロダイの乗っ込みが三重県各地で始まっています。
 
「クロダイの乗っ込みってなに?」って言われる方もおられるかもしれませんが、この乗っ込みとは、クロダイが産卵を目的とし、浅場に乗り込んでくると言うことから、「乗っ込みクロダイ」と言われています。
 
この乗っ込みクロダイは、お腹にパンパンに卵をお持ち、産卵直前のクロダイです。
 
例年、桜の開花共に乗っ込みが始まります。
 
通常は、50cmオーバーの年無しと言われる大型から産卵に入ってきます。
 
今シーズンは、3月下旬から急に暖かい日が続き、水温も上昇したことから第1弾目乗っ込みが既に終了している状態です。
 
現在は、第二段目の乗っ込みが始まっている状況で、この時期の特徴として、サイズは40cm~45cm級のクロダイが主となり、産卵のために乗っ込んできます。
 
大型の第一段は、単独行動のクロダイが多いのですが、第二段で乗っ込んでくるクロダイは集団で群れをなして来るのが特徴です。
 
そのため、良型の数釣りが楽しめると言うのも嬉しい特徴です。
 
良いタイミングに巡り会えば、二桁釣りを達成することが出来る爆釣が楽しめます。
 
そんな乗っ込みクロダイを狙うためには、まずそれなりのタックルが必要となります。

クロダイ釣りと言えば、柔らかく粘りがある竿で狙う釣り人がほとんどです。
 
竿の号数で言えば、0.8号~1号クラスの柔らかく胴調子の竿がお勧めです。
 
これには理由があり、クロダイを掛けた場合、瞬時に沖に走る勢いは強烈ですが、竿の弾力を活かしてためて引きに耐えるとポッカリと水面に浮いてきます。
 
その後も、メジナの様に磯際に突っ込んだり、取り込みの最後の最後まで抵抗を繰り返す事がありません。
 
そのことからクロダイの警戒心を解くため、細いハリスで攻めることが基本となっています。
 
細いハリスとミチイトの組合せバランスで、針栖栖道糸で攻める=竿の眼力を極限に生かしてラインの能力を最大限に生かすために50cmオーバーの年無しでもロッドワークで取り込む事が出来ます。
 
私の場合は宇崎日新のZEROSUM磯弾IMV2の1号を使用して狙う事が多い。
 
また、ラインはグレとは違いミチイトは、1.5~1.75号と細いクラスを使い、ハリスもラインバランスを考え、1.25号~1.5号クラスを使うことが多いのです。
 
この場合ミチイトは、今季、ゴーセンから新発売された「CXフォルテッサ」の1.5~1.75号を好んで使っています。

サスペンドタイプラインで非常に強く、カラーもオレンジ色で、視認性が良くラインに現れるちょっとした変化やラインの走りが見易くアタリが取り易いのでお薦めです。
 
このクロダイの第二弾の乗っ込みはゴールデンウィーク過ぎまで続きこれからが本格的に楽しめる時期となります。
 
まずは、ロッドとラインを揃えてみましょう。
 
次回は、ウキ、ハリ、マキエサについてご説明したいと思いますので、是非ご覧ください。