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2016年2月25日

解禁日のアマゴを釣りこなす

3月1日から4月にかけて、各地の渓流でアマゴやヤマメ、イワナ釣りが解禁されます

渓流ファンにとって、約半年のもおよぶ禁漁期間をじっと我慢して待ち望んでいただけに、解禁当日は早くから釣り場に駆けつけ、夜明けを待つファンの姿を数多く見かけます。
 
さて、西日本では3月1日に解禁される釣り場が多いのですが、この時期の源流域や枝谷では、まだ水温も低く、渓魚もしっかりとエサを取っていない状態なので、痩せていて釣り上げるとすぐに全身が黒くなりサビが出てしまいますね。
 
 
こんな渓魚を釣り上げるのは可哀想だから、初期はやはり源流域や枝谷での釣りは控えて、水温の安定した深み、トロ場や淵などがある本流域の釣りがお勧めです。

最近はネイティブな渓魚が釣れる釣り場が少なくなりましたね。
 
ほとんどの河川が稚魚や成魚を放流して釣り人に開放しています。
 
稚魚放流をしている川では、渓魚も成長するにつれて天然魚に近い性質に変わっていくようですが、最近、成魚を放流する川がうんと多くなりましたね。

成魚で放流された渓魚は、天然の魚に比べて遊泳力がないのか、放流された場所から余り動こうとはしません。
 
放流された場所の近くに落ち込みや大淵、流れの緩いトロ場などがあると、そこに集まって群れていることが多いのです。
 
ですから釣りに出かける前に漁協などに電話して、どの辺りに重点的に放流したのか、あらかじめ情報を仕入れておくといいですよ。
 
 
放流された成魚を釣るときは、大場所にどっしりと釣り座を構えて粘ることです。
 
大場所ほど成魚が集まっている可能性があるので、あちこち釣り歩くよりは、釣りきるまで粘る方が釣果が上がります。
 
 
解禁初期ですからエサは生イクラで十分です。
 
少し長めの竿を使って水際に余り近づかず、静かに釣りこなします。
 
 
ある程度釣り上げると、渓魚も少し用心するのかアタリが間遠くなることがありますが、そんなときは、流し終わりに空アワセしてエサ切りを繰り返してやると、また安心して釣れ出すようになります。