先日フィッシングショーに行ってまいりました。
釣り具メーカーのブースに立って釣りの面白しさを会場に足を運んでくださった皆様にお伝えすべく、フカセ釣りの楽しみ、またどうしたら釣れるのか攻めの一手をご紹介させていただきました。
会場はものすごい活気で、人でひしめき合う状況はまるで川の流れの様。
盛況であったと感じております。
しかし、磯釣りに関してはどうなのか・・。
磯の数が減ったとは思えませんが、磯釣りに行く人が減っているというような印象を持ちます。
磯釣りの人口が減っているのかどうか。
釣り人全体は人口の推移に合わせて減少傾向にあることは明白です。
休日の割合が減ったかというとむしろ昔に比べたら休日は増えていると思います。
全体の釣り人口がそれぞれのジャンルにどのように類別されているかは、海水面のルアー、内水面のルアー、船釣り、波止釣り、磯釣り、その他鮎、渓流、ヘラが占める各ブースの陳列の状態、人の集まり、行われているトークショーの題材などからもある程度うかがい知ることができるような感じがしました。
ことさら人気を博していたのはブラックバスのような内水面ルアーなど人気が高く集客もかなりあったと見えます。
あと船釣りの烏賊に関するコーナーなど、こちらも海中のルアー(スッテ)を使う釣りで人気があったように思えます。
各ジャンルにおいて女性の進出は目覚ましいもので、主導権はやはり男性が持っているのか、ほとんど受け身の感じがしました。
それにしても女性がたくさん参加するというのは釣り人口増加と、今後継承されていくべき釣りの理解が多くなるので、大変良いことだと思います。
では減ってきている釣りとしては元々小さな市場であったと思いますが、鯉釣り、ヘラ釣りなどは減少傾向にあると思われます。
人工エサでの釣りです。
鮎人口も減ってきているとも聞きました。
鮎釣りのできる河川と釣りのできる時期が災害などの影響で減ってきていること。微妙な推移ではないかと思われます。
鮎と渓流はほぼ同じ人口比率と思われます。
ブースの中ではあまり幅を利かすレベルではありませんでした。
ファミリーフィッシングは主に釣りコーナーや展示即売会の方の人気が高いことから少なくともレジャーにおける釣りの位置づけは他のレジャーに比べると多いのではないかと思えます。
高級な製品が飛び交うファミリーフィッシングはないと見ますので、こういった釣りをしているジャンルこそもっと盛り上がるべきでしょう。
エサを使っての釣りで船釣りと磯釣りがあります。そして波止釣り。
波止釣りも今や簡易的な遊びでエサも使わずゲームの延長と、持ち帰りの嬉しい魚を狙うようなドッキングした釣りが流行っています。
道具も安いしエサの代わり.疑似餌も安い。このジャンルは人気の位置づけとなります。
磯も結構活気があったように思えます。
道具も多いし、トークショーなども結構人気があります。
船はやはり道具が細分化されて、価格帯も手ごろ感があり人気があります。
磯は旧態依然の傾向もありますが、釣り人の熱い視線は顕在と見ました。
活気があるのに品物が売れないとの嘆きも聞きます。
渡船店も客足が悪いと聞きます。
休日の過ごし方のうち家族サービス、つまり旦那さんが一人で遊びに行く時代から家族で休日を過ごす傾向が強くなって、釣り行く回数が減ってきているんではないでしょうか。
釣り界の活気はしっかり日本人の文化としての釣りなので継承されて行ってほしいと思います。しかし情報がたくさん飛び交う中で、簡単に情報を得ることのできる昨今、効率の良いレジャーが増えて行っていることと思います。
釣りを楽しむ本人が主役で有る場面が多くなった今日、釣り雑誌の休刊などもあります。こちらはさびしい限りです。
このフィッシングショーでいろいろと変化をしながら釣りの世界は少しずつ変わってきていると感じました。