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2016年1月28日

黒鯛道98 「茅渟の海、四方山話」、その20、落とし込み釣り大会

落とし込み釣りの大会は、3月から10月ぐらいまでの期間、開催されていますが、一番開催大会が多いのは、6月や7月です。
 
梅雨入から梅雨明けの盛期は、チヌの活性も高く、浅ダナでの勝負になることが多いと思います。

大会は、開催時期や堤防の種類、一文字かスリット、テトラなどによって攻略の方法が異なります。
 
シーズン初期の3月、4月の一文字での開催の大会は、基本が深ダナ、底になることが多いです。
 
大会が始まってまもなくで、チヌが釣り人の気配を未だ感じていないときは、浅ダナにいるチヌ、場合によっては見えチヌを狙うことが、この季節でも可能になりますが、ほとんどの場合、深ダナや底でのアタリをとっていく釣りになることが多いです。
 
大会で一番の肝心は、釣り人の気配を如何に消して、チヌの警戒心を解くことができるか、ということですが、3月、4月の大会は、深ダナでの勝負になることが多いので、チヌが釣り人をダイレクトに警戒することが、他のシーズンに比べて少ないと思います。
 
水温が未だ低い時期の堤防では、チヌが一定の場所に何匹か溜まっていることが多いので、下見などを通してアタリのでるポイントを、あらかじめ認識しておくと良いでしょう。
 
この時期は同じ場所で、底や深ダナで何匹も続けてチヌを釣り上げることもよくあります。

特に底で掛かった場合は、あまり場荒れすることもなく数匹かけることができるので、粘ってみるのが良いでしょう。
 
 
春先の深ダナのチヌは、餌の種別、餌の大小、針の大きさ、オモリの付け方、オモリをバラして小さく付けるなど、チヌが違和感を持つことがないようにする工夫が大切です。
 
次回は、黒鯛道99 「茅渟の海、四方山話」、その21、落とし込み釣り大会Ⅱ。を予定しています。