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2015年12月10日

黒鯛道95 「茅渟の海、四方山話」、その17、キビレを釣る。

キビレとチヌのエサやタナは、場所によっても異なりますが、沖提の場合は、ほぼ同じです。
 
アタリも基本的には、同じようなアタリをみることが多いです。
 
 
落とし込み釣りの大会などでは、キビレは対象外の大会も多いので、同じ堤防でキビレを避けてチヌだけを狙うのは、かなり難しいことがあります。
 
エサで選別することができれば楽なのですが、ほとんどのエサはキビレもチヌもアタってきます。
 
一般的には、虫餌やカニ餌はキビレが多くアタってくるといいますが、必ずしもそうではないときがあります。
 
タナもいろいろです。
 
食い気のあるチヌは上ダナにいることが多いのですが、キビレもヒラをうって浅いところにいることもあります。
 
 
タナが深いとキビレというのも、状況や場所によって変化しますので、大会などでは下見釣行でキビレの多いタナ、チヌの多いタナを調べておくといいのですが、その日の状況によっても変わりますので、自分なりにその日のパターンを見つけることが肝心です。
 
同じ堤防でも場所によって、キビレが多くいるところと、チヌの確率が高いところがありますので、事前にそれを確認、認識することができれば、かなり有利になります。
 
同じ場所でも、時間の推移によっても、キビレが喰ってくる時間帯とチヌが喰ってくる時間帯があります。
 
朝からほとんどキビレしか釣れないときでも、午後3時を過ぎたあたりから、チヌが寄ってきて釣れだすことも多いです。
 
落とし込み釣りの三大要素、エサ、場所、タナを自分でコントロールして目当てのチヌを探すことは、状況の分析力と想像能力を磨く練習になりますので、考えながら釣ることを忘れないでおきましょう。
 
長時間エサを食うことや、タナで待ち釣りしてのアタリが多いのもキビレの特徴ですが、針掛りしてからのキビレは沖に向かうことが多いのも特徴の一つです。
 
 
次回は、黒鯛道96 「茅渟の海、四方山話」、その18、前のタナ釣り。を予定しています。