先人が残された言葉にこんなのがあります。「シロギスは足で釣れ、カレイは腰で釣れ」 これはどういう意味でしょうか?。
まず、カレイは腰で釣れ、という言葉の意味から説明していきます。
ご存じのようにカレイは底棲魚であまり動き回る魚ではありませんね。海底に身を潜めてじっとしていることが多く、潮時が来るまではエサが近くにあっても食わないときがあります。
腰で釣れというのは、釣れないからといってうろうろ動き回らず、一度ポイントを決めたら一カ所に腰を据えてカレイが釣れ出す潮を待て、という戒めなんです。
シロギスと違ってカレイは、ポイントを見つけても一日中だらだらと釣れ続く魚ではないのです。潮の動き鼻とか、潮が止まりかけたときにバタバタッと釣れることが多いのです。
このように潮で食う魚なので、ねばり強くいい潮が来るまで待つことがカレイ釣りの大切なポイントなんですね。
では、シロギスはどうなんでしょうか?。 カレイと違って群れで行動することが多く、エサを求めて結構移動する魚ですね。
それに警戒心が強くて、人の影や音にも敏感です。これは25cm以上の大ギスと呼ばれるサイズになるほど敏感で警戒心が強くなります。ですからキャスターが憧れる30cmを超える尺ギスが簡単に釣れないのは、一にも二にも大型ほど用心深いせいです。