小春日和に恵まれ、穏やかな海を見ながら和歌山県南部沖でマダイ釣りを楽しんできました。
釣行の数日前から海は荒れ続きで、おまけに秋祭りなどもあって5日間ほど釣りに出ていないという船長の話に、ひょっとしたらお腹を空かせたマダイが待ってましたとばかりエサに飛びついてきて、入れ食いになるのと違う、と都合のいいように考えるのは、釣り人の常です。(笑)
午後便なので、ゆったりの出船です。
最初のポイントは水深60mほど。
最初のポイントは水深60mほど。
「マキエカゴは、エサが出過ぎんように目一杯絞っておいてな」と船長から指示が飛びます。
オキアミをエサにテンビン仕掛けで長~いハリスをフカセながら釣る紀州方式のマダイ釣りでは、大きなマキエカゴを使い、カゴの蓋を全開にして、ともすればエサを撒きすぎてマダイを飽食させ、サシエまで食ってくれない状態を作り出すことが多いために船長がアドバイスしてくれたのです。
青物は別にして、マダイの場合は一度にドバッと撒くのではなく、まるで出し惜しみするかのように、チョロチョロと撒き続けてやるのが効果的なので、カゴは目一杯絞っておくのです。