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2015年11月12日

大会やトーナメントを制す心得とセオリー

皆さん如何お過ごしでしょうか。
 
三重県の堀口文敏です。
 
いよいよ、秋磯本番となって参りました。
 
この時季は、全国各地で大会やトーナメントが開催される時季です。
 
これは、秋の磯は、数釣りから狙い方によっては、大型を手にするチャンスも少なくは無いからです。
 
よく磯のグレ釣りを始めるなら、秋がベストシーズンと言われています。
 
これも、初めて磯に上がって竿を出した釣り人が大なり小なりのグレのアタリを感じ、グレの引きを存分に楽しめるくらいに数が釣れるからです。
 
そこで、今回は、この時季に目白押しとなる大会やトーナメントを制する心得をご紹介します。
 
まず、大会についてご説明します。
 
大会は、ほとんどが出船から納竿までの時間内に、規定サイズを規定数釣るかをロングタイムで競う競技です。
 
そのため、ゆっくりとポイントを見極め、その日の状況を判断しながら適切な仕掛けを作り、まずは、規定サイズをキープすることに専念します。
 
例えば、競技規定が25cm以上5匹総重量であれば、25cm以上の数を揃えることが最優先となります。
 
そして、数が揃ったら、次は、サイズアップを狙い、28cmが釣れれば25cmと入れ替え、30cmが釣れれば、残りの25cmと入れ替えていく作戦で重量を稼ぎにかかります。
 
しかし、グレが浮いていて活性が高ければこの法則が成り立ちますが、一緒に磯に上がった選手や周囲の磯を見渡して、自分と同じように釣果が上がっていれば接戦状態となり安心が出来ません。
 
この様な場合は、一発大型勝負に仕掛けと気持ちを切り替えて、出来れば1kg以上の40cmオーバーを狙います。
 
この事で、他の選手より重量が稼げることになります。
 
この様な規定サイズをキープする考え方を基本に大会を楽しむと良い結果が出るでしょう。
 
あとは、周囲の磯で自分が一番の釣果を得ている事が順位に大きく差が出ます。
 
常に周囲の釣果に眼を配りながら、サイズアップか、一発勝負に出るかを判断しないと帰港後に、がっかりする結果となるので注意しましょう。

次に、トーナメントですが、こちらは、大会と違い時間内に規定サイズをキープし、規定時間になったら相手のポイントと自分のポイントと入れ替わり再び競い合う特徴があります。
 
よって、大会の様に、ゆっくりとポイントを攻め、状況を観察している暇は有りません。
 
競技開始の合図と共に、マキエサを大量に撒き、対戦相手より1秒でも早く規定サイズをキープすることが勝敗を分ける大きなポイントとなります。
 
この事で、周囲のグレをポイントに集めることが出来る事と、対戦相手にプレッシャーを与える効果があります。
 
しかし、潮を読み間違ったり、ポイントを選び間違うと、ポイント交替した直後に対戦相手が入れ食い状態になる事が良く有ります。
 
よって、その日の干満時間を頭に入れ、どちらが潮下で、何時間後には潮がどう変化するかを先読みした攻め方が勝敗を左右することを頭に入れておくと良いでしょう。
 
この様な心構えで大会やトーナメントに挑むことで気持ち的に楽になり、自然と釣果も上がる様な気がします。
 
腕半分、ポイント半分、気持ちと運が大きく影響する大会やトーナメントを皆さんも楽しんで制覇してください。