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2015年11月19日

浅棚グレ(メジナ)釣り

先日、少し山林を散策しました。
 
街から見る山肌の紅葉が目に留まりそばまで行ってきました。
 
しっかりと色付いた紅葉がとても鮮やかでした。
 
 
この季節になると磯に向かう道すがら山道を越えていくことも多く、釣りの帰りに景色の変化に季節をしっかり堪能できるのも一つの楽しみでした。
 
この時期はかなり大型のグレ(メジナ)が接岸してきます。
 
潮の通りのより変化の多い磯場の浅いところに潜んでいます。
 
浅いところは藻場であることからそのあたりに居つくことになっているものと思われます。
 
撒き餌さがどんどん入る深場の磯場ではグレの棚もおのずと深くなっていますが、人があまり入らない場所や、沖の根の周りの磯では割と浅いところにいます。
 
朝いちばんは船から降りた後しばらくはそっと場所を休ませて、静かに時を待ちます。
 
人の影がちょろちょろ見えるようでは警戒をされてしまいますので、自然な状態に近い雰囲気にします。
 
ちょうど渓流のアマゴ釣りのようなものです。
 
ウキ下は矢引から1.5Mまでとして完全にふかせた状態にします。
 
おもりがあるとかえって根掛りをします。
 
岩に当たりながらすり抜けていく流れに乗せることが魚の口に近づくことになります。
 
したがって軽い針を使ってください。

極軽グレ

使う糸が2号クラスでしたら6号を装着します。
 
ウキはひきつけて釣ることが想定されますのでやや大きめの13g22φ近くのものが良いでしょう。
 
道糸も最低2号はつけておいてください。
 
瀬ズレが懸念される場所では3号を使ってください。
 
撒き餌は大量に投入することは禁物です。
 
磯と波の掛かる境界線アタリに少量ずつ撒きます。
 
オキアミに興味を持たせるのがねらい目。
 
グレ以外に石鯛等も食いついてきます。
 
釣れてくる魚種が磯ベラやオセン等であればいい潮になるまで今季強く狙っていただくことになりますが、浅いタナでの強烈な魚のアタリそして締め込みは最高の醍醐味であってそのやり取りは瞬間的な判断を求められます。
 
一度当たりがあると興奮して頭が真っ白になることさえあります。
 
一番楽しさを感じるときです。
 
 
紅葉の時期~初冬にかけての面白い釣りを味わってください。