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2015年9月24日

堤防からのダンゴ釣りNo.4 ウキのアタリの見極め編

皆さんお元気ですか。
 
三重県の堀口文敏です。
 
今回は、ダンゴ釣り仕掛けのアタリについてご説明いたします。
 
まず、ダンゴ釣りに使うウキは、棒ウキが最適とされています。
 
また棒ウキの中にも、オモリを乗せてウキを立たせるタイプとオモリが仕込んである自立タイプがあります。

また、カン付タイプやブランコタイプと色々な種類やタイプがあります。
 
中でも、ダンゴ釣りに使いやすいウキは、自立タイプが使いやすいと思います。
 
この棒ウキを使ってどのようなアタリを見分け正確にアタリをキャッチするかが、大切になってきます。
 
まずは、棒ウキの浮力調整をした仕掛けに、エサをつけていない状態と、サシエサを付けた状態で、ウキのトップが沈んだ目印の位置をしっかりと頭に叩き込んでおくことが大切です。
 
次に、ダンゴとサシエサをつけて仕掛けを投入した時に、ウキのトップがどこまで沈むか、その後ダンゴが割れた時にトップの目印が、どこまで浮上してくるかをしっかりと確認します。
 
このことを頭に入れて、ダンゴが割れた状態、サシエサが飛び出し残っている状態、エサ取りにサシエサを取られた時のトップの状態を確認して、仕掛けを投入した時に、頭に描いたウキの動きや沈み方に集中して様々なアタリを見分けていきます。
 
そこで、一般的で代表的なアタリを紹介します。
 
まず、トップが消し込むアタリは、魚の活性の高いときのアタリです。
 
このアタリは、誰が見ても一目瞭然でウキのトップがスッポリと海中に引き込まれアタリだと確信することができます。
 
次に、活性が低く食いが渋い状態のときは、トップの赤、緑、オレンジといった1つ1つの目盛りのほんの少しの動きに注目します。
 
この場合、トップの目印がほんの一色でも押さえ込んだら、アタリと判断して合わせを入れてみると良いでしょう。
 
この時に、魚が仕掛けに掛かれば、この日の食いは渋いと判断する事が出来、微妙なアタリも確実に見逃さず合わせていくことが大切となります。
 
最後に、ウキ浮力調整をしっかりと行っているにも関わらず、仕掛けを投入し、仕掛けが馴染むに途中でウキが横に寝たり、トップが調整し位置まで沈まず、逆に調整した位置よりトップが海面に飛び出してくる時があります。
 
この場合は、魚がエサを食っているタナが浅く、言わば食い上げ状態といったアタリが想定されます。
 
この場合は、アワセを入れ、掛かってくる魚が本命か、ボラやフグの様なエサ取りかを確認し、本命のチヌであればタナをその層に合せて釣れば数釣りが楽しめ、エサ取りであれば、そのエサ取りの下に潜んでいる本命にサシエサが届く様にダンゴを大きくしたりとエサ取りの層を通りぬける工夫をして攻めると良いでしょう。
 
代表的なアタリを紹介しましたが、その日、その時の状態によって潮の状況や魚の活性が違うため、ウキに出るアタリは様々です。
 
よって、棒ウキを使って釣りをする時の一番のポイントは、必ずエサがない状態とサシエサ残っている状態をしっかりと見極めることが大切であり、ウキのトップが確実にどの位置にあるかを確認し、ほんの少しの変化やアタリを、いち早く把握する事で、その日の釣果が左右されるといっても過言ではありません。
 
皆さんもこのような繊細なアタリと豪快なアタリを体感できる魅力的な棒ウキのダンゴ釣りに挑戦してもみませんか。