逆潮だったり、潮が速すぎたり、上潮と下潮の流れるスピードが違う二枚潮になることもよくあります。
潮がぶっ飛ぶような日は無理ですが、少し潮が速いぐらいなら、オモリを打ったりして調節することは可能ですが、やっかいなのは潮がまったく動かないときと二枚潮ではないでしょうか。
二枚潮は夏場によく起こります。
そこで上潮が速くて下潮があまり動かないときに試していただきたいのが、大きくオバセを作りながら流す方法です。
上潮が速いので、道糸はどんどん出て流しやすいのですが、底潮が動いていないとサシエは出した道糸の半分も流れていないかも知れません。
さらに道糸を繰り出していくとさらにサシエだけが取り残され、道糸がUの字のような形になりますね。
この状態になると、サシエより先に流れている道糸が潮に押され引っ張る形になるので、サシエが狙うタナまで落ちていかないのです。
これではいくら仕掛けを流してもマダイは食いません。
そこで、10mほど道糸を繰り出し大きなオバセを作ったら、一旦、道糸が出るのを止めてオバセがなくなるのを待ちます。
これでサシエは、潮先を流れることになります。
ある程度道糸が張ったら、再び10mほど道糸を繰り出しオバセを作ります。
そして、再び道糸の出を止めオバセがなくなるのを待ちます。
これを何度も繰り返しながらサシエを沈めていくと、どこかでマダイのタナに遭遇するはずです。
アタリがあったタナをリールのカウンターの数字で記憶し、次からそのタナを直撃すればいいのです。