また、遠投する場合はサシエサを入れ包み込んだ後に若干、力を入れた感じで外側だけを固く握るような感覚で握ります。
言葉では、非常に難しい説明となりますが、しっかりと力を入れて握ってしまうとダンゴ全体の空気が抜け硬く固まった状態になってしまいます。
よって、外側だけを少し強い力で握ることにより表面の粒が密着し投入する時も、ばらけたり針から抜ける確率が低くなるのです。
この様な感じで、ダンゴの握り方を基本とし、まずはダンゴの硬さを調整することが大切です。
次にダンゴの水加減にも注意が必要です。
風のある日は日差しの強い日等は、ダンゴの水分が蒸発し最初に作った状態からパサパサの状態になってしまいます。
この様な状態になるといくら握り方を工夫しても、ダンゴが纏まらず丸めることやサシエサを包むことも難しい状態となってしまいます。
この様な状態を避けるために表面が少し乾燥してバラついてきたような感じがすれば、指先です早く全体に水分が馴染むようにかき混ぜてみます。
それでも、バサバサした感じが出るようであれば少量の水を加えて調整します。
この様にダンゴの水分調整にも注意する事を忘れないでください。
水分調整し、うまく握ったダンゴを投入する際に、円錐ウキや投げ釣り間隔で振り込むとダンゴが切れて足元に落ちたり、ダンゴだけが遠くに飛んで行ってしまいます。
また、サシエサも、ちぎれて仕上げるだけが飛んでいくと言うことになり兼ねません。
投入のコツは、沢尻いっぱいにダンゴを下げる又は、棒ウキから穂先までの間隔を50センチ程取り、ゆっくり円を描く感じで竿の弾力を利用して投入します。
このことで団子に余計な負荷を掛けること無く遠投も容易に出来ます。
投入する時は、必ず竿の弾力とダンゴを振り子状態にしてゆっくり円を描く事が最大のポイントです。
但し、投入する途中にラインにテンションを与えたり何かの衝撃で浮きがふらつくと、ダンゴにストレスが掛かりダンゴが切れてしまいます。
この点も注意してスムーズに導入するようにしてください。
次回は、アタリについてご説明します。
是非ご覧ください。