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2015年9月3日

硬軟使い分けたいタチウオ竿

東京湾や大阪湾でタチウオ釣りが始まりましたね。
 
"幽霊魚”の異名を取るタチウオですから、神出鬼没で天の邪鬼、簡単には釣らせてもらえないのが魅力かも知れませんね。 
 
さて、大阪湾でもテンヤタチウオのシーズンが始まったので、早速、出かけてみました。
 
大阪府泉佐野市の食品埠頭を基地にしている乗合船の午前便は、朝の6時に出船です。
 
ここから40分ほどかけて通称「神戸沖」呼ばれているポイントまで走ります。
 
 
このポイントに一番近いのが須磨から出船している乗合船で、20分も走れば到着です。
 
ポイントに着いたときすでに潮上りを繰り返している乗合船が多数いました。
 
 
この日の釣り座は左舷のミヨシから3番目。
 
水深70m近い場所から一流し目が始まりました。
 
タチウオはどのタナにいるか、今日はどの誘いがいいか、などまずは手探りで色々試してみるのがいつものパターンです。
 
電動リールの巻き上げスピードをレベル3にして誘い始めます。
 
 
タチウオの反応がいいときは、巻き上げスピードをレベル5ぐらいに速くした方がアタリがよく出ることもあります。
 
レベル3で底から10mほど巻き上げたとき、コンと小さくアタリが出ました。
 
 
この日は、8対2の掛け調子の竿を使っていたので即アワセです。
 
 
でも掛かりません。
 
アタリが出たタナでシャクリを入れて誘います。
 
再びコンと当たりました。
 
即アワセですが、また掛かりません。
 
 
今度は2mほどゆっくり巻き上げ誘っている最中に小アタリが出ました。
 
再び大アワセ。
 
でも掛かりません。
 
エサがないかも知れないと巻き上げてみたらエサはあらかた食い千切られていました。
 
 
2流し目、3流し目とアタリは拾えるのですがアワセのタイミングが合っていないのでしょうか、空振りばかりでまだボーズです。
 
 
ところが、直ぐ隣で釣っている釣り人は、長めで軟調の竿を使って次々と釣り上げているのです。
 
ときどきこういう現象が見られますね。

長めで軟調の竿を使って置き竿にし、電動リールでスロー巻きながら誘うだけで向こうアワセで掛かってくる、的な釣りに完敗することが。 
 
今日は、極端な先調子の掛け調子の竿は向かないのかも知れないと、タチウオ竿ではやや長めで、ML(ミディアムライト)の竿に換えた途端、コンアタリ、即アワセの釣り方でタチウオが掛かりだしたのです。 
 
この日は、掛け調子の竿だと合わせたときテンヤの反応が速すぎて掛からなかったのが、竿先も腰も軟らかい竿に換えたことによって、アワセのタイミングが僅かにズレ、掛かるようになったのかも知れません。 
 
こういう状況も想定してテンヤタチウオの場合、竿は硬軟用意しておき、その日の状況に合わせ使い分けるのが正解のようです。