昔から「ハゼは秋の彼岸を過ぎてから」という言い伝えがあります。
彼岸というのは春と秋に2回あって春の場合は春分の日を中日にして前後3日間が春の彼岸に当たります。
秋の場合も秋分の日が中日で、前後3日間が秋の彼岸になるわけです。
さて、今年の秋分の日は9月23日ですね。
ちょうどハゼ釣りがたけなわのころで、この時期に釣れるハゼを「彼岸ハゼ」と呼んで俳句の季語にもなっていますし、彼岸の中日に釣ったハゼを食べると痛風にならないという言い伝えもあります。
大層な道具がいるわけではないし、子供さんでも簡単に釣れる魚なので、各地で秋の小物釣りとして人気があります。
大都市の近郊でも少し大きな川があれば、その河口にはたいていハゼが生息しています。
ハゼは河口のように海水と淡水が混ざる汽水域が好きな魚なんですね。