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2015年8月6日

夏波止のグレ釣り

夏場のフカセ釣り大変過酷です。
 
先ず暑いこと。
 
しかもエサ取りも多く試練と言っても過言ではありません。
 
釣り人本来の狩猟本能がそうさせているのでしょうけど釣好きな方はそんな時でも釣りに出かけます。
 
夏に海のフカセ釣りをやるなら磯より波止釣りをお勧めします。
 
好きな時間に釣りをやって好きな時間に帰ることができるからです。
 
もちろんルールとして釣りをしてもいい波止場でやってください。
 
港湾にある施設は港湾局が管理していて、持ち主は国か地方自治体の場合がほとんどです。
 
渡船組合は許可を取って運営していますので渡船のある釣り場は安心ですが、ほとんど立ち入り禁止のところが多いのでそういった立ち入り禁止札の看板のある場所では絶対に釣りをしてはいけません。
 
また波止場といえど、必ずライフジャケットは身につけて行ってください。
 
磯釣り以上に危険の多い場所です。
 
夏の海上レジャーで気を遣うのが急な天候の変化です。
 
暗雲が立ち込めたら釣り具をしまい非難しましょう。
 
雨より早く落雷がある可能性があります。
 
また風が起きるとすぐに波が立ち大変危険です。
 
すぐに非難しましょう。
 
波止場の釣りは急な変化に対応できるので磯に比べて安心です。
 
海のレジャーは毎年のように事故が発生しています。
 
十分に気を付けて楽しい釣りをしてください。
 
 
さて波止での釣りポイントの見極め方ですが、グレ釣りをするのであれば、テトラポッドが沈めてある場所、あるいは、積み石がかなり入っているところなど、変化の多いところを狙ってください。
 
接岸流と離岸流も見極めましょう。
 
漂流物や泡目が判断の材料となります。
 
波が砕けて白濁して入れば、その時できている気泡の帯が伸びているところが離岸流。
 
また波の勢いが衰えないまま押し寄せてくるところが接岸流です。
 
海面の流れをしっかり見ていれば気が付きます。
 
威力が大きいと潮の動きの間にヨレが発生するので判断がしやすく、仕掛けを入れるところはそのヨレがポイントとなります。
 
仕掛けが落ち着きやすく、餌がたまりやすいからです。
 
場所にもよりますが、波止場と言っても40~50㎝の大物も出るところがありますので仕掛けはまさに磯釣りと同じ。
 
ハリスを1.5~2号クラスとしたら竿も1.5号クラスまでは持っていくことになります。
 
玉網も波止の高さ釣り座に応じたものを持っていてください。
 
ハリスの長さは2ヒロ基準でスタート。
 
エサ取りのクサふぐが多いのでとにかく撒き餌ワークが大事。
 
撒き餌にくぎ付けにしつつタイミングを見て仕掛けを投入。
 
仕掛けの交換は再々行わなくてはならなくなります。
 
 
さて、ここでオキアミばかりでは太刀打ちできない時もあります。
 
アミエビエキスに付け込んだうどんや、こんにゃくなど釣りの餌とは程遠いエサと思われがちですが念のため持って行ってください。
 
生き餌で一番強いのはフナ虫ですが確保が大変です。
 
しかしエサ取りに大変強いのでアタリがあればおおものです。
 
熱射病対策を万全に楽しんでください。