楽しいよ!?キスのウキ釣り

シロギスといえば、広～いサーフから思い切り遠投して、引き釣りで数釣りを楽しむか、のんびり船に揺られて、竿を引ったくるような大型の引きを楽しむのが定番のように思われがちだが、ちょっと発想を転換すれば、誰にでも手軽に楽しめて、しかもよく釣れる釣法があるのです。

 

それは、渚からのキスのウキ釣りだ。

 

ウキとオモリとハリだけというシンプルな仕掛けで１匹、１匹、その引きを楽しみながら釣れるから、一度経験すると病みつきになる。

 

 

この釣りでポイントになるのが、釣りの時期と釣り場選びだ。

 

この二つさえ間違えなければ、釣果は保証されたようなもの。

 

さて、その時期だが水温が20度を超えるようになったらＯＫだ。

 

早い地方では６月下旬から水温が20度を超えるので、シーズンインになる。

 

そして、夏の間はもちろん落ちギスのシーズンが始まるまで楽しめるから、釣れる期間はずいぶん長い。

 

２つ目のポイント選びだが、極端にいえば投げ釣りでキスが釣れるポイントなら、どこでも楽しめる。

 

ただ、海水浴が出来るような遠浅の砂浜は、潮時を選ばないと釣れないし、総じてキスも小型が多いので、あまりお勧め出来ない。

 

 

では、どんなポイントがいいのか？

 

理想的には外洋に面した砂浜や砂利浜で打ち寄せる波に砂浜が削られ、足元から急に深くなってかけ上がりのある浜が好ポイント。

 

こういう場所では、キスも足元に寄っているから釣りやすいのだ。

 

ときには遠投して狙うこともあるので、長さ５ｍ前後のチヌ竿かグレ竿を使う。

 

スピニングリールには２号のナイロン糸を巻いておき、少し浮力のある（２Ｂ程度のオモリがかけられるもの）グレウキを遊動仕掛けにして狙う。

 

ハリスは１号程度で袖バリの８号ぐらいを結んでおく。

 

このような浜では、キスは海底に出来た小さなかけ上がりやヨブの周りなどに寄っているから、そこにポイントを絞ってエサが底すれすれに漂うようウキ下と調整し、仕掛けを振り込んだら潮に乗せて流しながら狙う。

 

アタリは明確だ。

 

つつっとウキが横走りしたり沈めたりするので、その瞬間に竿を立てるだけでハリに掛かっている。

出来れば上げ潮の時間帯がよい。